今思うと子供の頃は、喫茶店でパフェを食べるのはこの上のない贅沢な出来事でした。小学生の時に親に連れられて喫茶店へ行くとメニューにパフェがありました。それほど食べた記憶はありませんが、喫茶店でコーヒーをすする小学生はいないので、お店では子供のためにパフェを用意しているのです。親におねだりしてもらうことがお店側のマーケティングなので、豪華で採算度外視したものが多いのです。子供ながらに悩むのはフルーツパフェにしようかそれともチョコレートパフェにしようかといことです。結局僕はチョコレートパフェばかり頼んでいたような気がします。しかしこれも考え直すと基本は生のカットフルーツに生クリームとアイスクリームという組み合わせですから、チョコシロップをかけるのか、かけないかの違いです。フルーツパフェが美味しいお店は子供が放っておきません。我が娘はもう大きいのでパフェをねだる歳ではありませんが、ねだられました。げげっ!しかもお店まで指定してきました。僕の住む街は喫茶店天国なのでパフェを出すお店は数知れず。ケーキ屋まで入れると強豪ひしめく激戦区ではないかと思います。さて、下の娘がどうしても行きたい、どうしても食べたいパフェのお店は「フルーツショップ セリーヌ」です。近所では有名で果物屋を兼ねた喫茶店があり、フルーツパフェは看板メニューです。もともとは果物屋がメインだったような気がします。随分前に訪れたことがありますが、最近リニューアルされ、お洒落なカフェになりました。相変わらず片田舎で近くに田園が広がっていますが、根強いファンがいるらしく繁盛していました。贈答用の高級フルーツしか今は扱っていないみたいで、ショップよりもカフェの方が目立ちますね。メニューも豊富で旬のパフェの写真を眺めながらその値段にもびっくりです。これで鰻が食べられるじゃないかと親子でわいわい騒いでいましたが、周囲はどこか上品な家族やカップルばかりで、表示価格にいちゃもんをつけているのは我々だけのような気がします。迷った挙句に定番の「セリーヌ特製パフェ」(1180円)にしました。僕は「リンゴ&リンゴのスムージー」(480円)です。さすがセリーヌのパフェ。イチゴ、バナナ、リンゴ、メロン、マスカット、葡萄、オレンジ、マンゴー、イチジク、桃、グレープフルーツ、ドラゴンフルーツ。全部入ってます。もちろん生クリームにアイスクリームも。満足そうに頬張る娘はまだ子供なんだよね。

フルーツシショップ セリーヌ 公式サイト

フルーツシショップ セリーヌ 公式サイト