今年は例年より早く梅雨が明けたとか。夏は暑いから嫌いだという人もいれば、僕のように暑さに寛容的な人には良い季節です。一番好きなのは秋だけど。とにかく夏が来たのだから夏を楽しむ。そう考えて暮らすに限ります。昨年、沖縄へ行ったけど沖縄に比べたら暑いなんて言ってられないし、余計に夏が好きになった気がします。沖縄では、定番のご当地メニューを幾つかいただきました。そして、沖縄料理にかならず付いてくるのがさんぴん茶でした。沖縄の気候にぴたりの飲み物じゃないでしょうか。僕はこのさんぴん茶がいたく気に入り、現地で買って帰り昨年は自宅でしばらく飲んでいました。同行した妻も意見は同じだったので、さんぴん茶が切れると、「どこか近くに売っていないかなあ。」とぼやいていました。愛飲していたのは空港で販売されるお土産用のさんぴん茶ではなく、Aコープで探して買って来たものでした。現地の人が飲むためのもので安かったのです。だから、ネット通販で注文するには送料がもったいないので、現地と同じ物が近所であればと思っていました。名古屋には沖縄の食材や雑貨を扱うお店が2軒有り、ここ最近そのショップで沖縄そばを買っています。ついでにさんぴん茶は315円のパックものを手に入れています。そんな訳で、今年の夏も我が家にはいつもさんぴん茶が冷蔵庫で冷えています。子供の頃は麦茶だったよなあ。なんて思い出すと麦茶も捨て難いところですが、今はさんぴん茶です。お昼頃は、雲が出て風も少し吹いていたので、バルコニーにテーブルと椅子とパラソルを出して、雑誌をめくりながら、日陰で冷たいさんぴん茶を飲んでみました。太陽が高いので影がしっかりテーブルを覆ってくれます。沖縄の美しい景色はありませんが、気分だけはリゾートです。水着になればもっと気分が出るかな。お昼ご飯は冷やしそうめんだったので、一人で風を浴びながらバルコニーで食べていました。家族は皆、クーラーが効いた部屋の中を選び、僕のことは羨ましいとも思っていないようでした。外で食べたら開放感があっていいのにねえ。(女はそうじゃないのか。)沖縄のさんぴん茶は香りが強くないジャスミンティーだと思っていましたが、やはりその通りで中国ではジャスミンティーのことを「香片茶」( シャンピェンツァー)と発音するそうです。だから「すあんぴぇんちゃ」に聞こえてそのうちさんぴん茶になったそうな。高級なさんぴん茶も美味しいとは思うけど、お徳用の安価なさんぴん茶も夏に合いますよ。沖縄の海と空が甦ってきます。
