原点に戻ったのであろうか、小さなin→dependent1ST劇場での上演だ。Hepなんかでも十分通用する劇団になってしまった、福谷率いるこの美女イケメン揃いの関西を代表する待望の新作である。
客演がないからいつもトーンが整っている。だから完成度も高い。ホンはシニカル十分で、うまい面白い哀しい恐い。言うことがない。
冒頭、福谷の斜め前に東がストーンと立っている。彫像のように。まるで人間ではないがごとく、、。これが最後に効いてくるんだよなあ。うまい!
松原の役柄を見てあっと思ったんだが、この役っていつもなら東の役っぽい。今回は東と松原をとっ変えた感もする。うまい配役構成。
8人の俳優、全員魅せるんだあよなあ。練習が十分だけでなく、理解力が早いのかな。これが客演なしの演劇の強みかも。
最後には茶化師という結びつきで8人が揃うことになる。演劇冥利。けれど思ったより、茶化師が生きて来てないなあとも思った。思い付きはいいけどね。
あっという間の85分。時間もテンポも演技も演出もすべてよしの匿名。さてこれからどこへ向かうのか、、。
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