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神とさざなみの密室 (市川 憂人 著)( 2019 新潮社)  80点

2019-12-15 08:42:22 | 読書遍歴

読みづらいこともないが、かなりの部分を占める政治的蘊蓄を読めるかどうかでこの小説の評価が決まると思う。別にこういう考えがあってもいいのではないか、と普通に読んでしまう僕はそれほど気にならなかった。

ということで、あとはこの厄介な密室解読と実質的な探偵が誰なのかに焦点が移るわけですが、あっと驚くほどではないが、それほどににんまりしたかなあ、、。もうミステリー界においては密室は解き明かされた代物だから、それに挑戦ということで評価をしましょう。

なかなかの作品であったように思う。

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