セントの映画・小演劇 150本

観賞数 2024年 映画 62本、 演劇 40本

ギャングース (2018/日)(入江悠) 70点

2018-12-08 21:17:52 | 映画遍歴

前半は今の日本の表と裏の日本の現状を語って辛辣にも結構おののく。スピード感もある。老人たちが貯蓄高の2/3の占有率など吾輩は知らなんだ。ということは吾輩はその希少価値ある1/3の密やかに水底に棲んでいるわけだが、、。

と、 ラストに金子ノブアキが「表も裏も所詮同じよ」とのたまわせるのは結構痺れるんだが、肝心のストーリーがどうしてあたりきの終わりにしてしまうのかよ、、。

予定調和の終わり方にかなり義憤の気持ちも。またあの札束乱舞なんか、昔見たかのフランス映画の2番煎じじゃねえか。(決してオマージュとは言わせない)

僕が言いたいのはあんな終わりじゃ、日本の表と裏を分析された割には何の割れ目も見えない、できっこないということだ。完全にこの表と裏を完璧に構築されている御方たちに刃を向けることもかなわないということなのか、、?

テーマはいいのに、惜しい作品というか、歯ぎしりがします。

俳優陣では、ダントツに加藤諒が光ってます。

 


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