日本では珍しいハイジェットコースター展開のプチミステリーです。300ページぐらいだが、これをまともに紡いでゆくと通常は倍のページになるのかもしれない。でもそんなことしたらこの小説の魅力は半減してしまうだろう。
紙とプラモとグーグルのオタク小説といっても言い過ぎではないのかもしれません。あれだけの情報で一つも間違わず推理を重ねるのはちょっとあり得ないが、それを言っててはこの小説が成り立たない。それもこの本の売りの一つである。
それにしても随分魅力的な登場人物ぞろいである。至れり尽くせりのエンタメミステリーであります。
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