なるほどね。空晴ももう5年過ぎ10回目公演か、、。年に2回、大事にいとおしく公演を発表されている僕の一番好きな劇団、それが「空晴」である。彼らとともに学び、頑張り哀しみ、彼らと共に前を行く。そんな僕の5年だったような気がする。
そしてこの公演。相変わらずの行き違いからなる人の人情劇なんだが、客演がいつも一人ないし二人いるのでカラーが変わってくる。今回は唐組から稲荷卓央さん。わびを感じさせる俳優。
しかし何と言っても本公演は新人古谷ちさの実質デビューであり、重要な役どころを担うこととなった品定めでもある。冒頭から出番も多く、この物語を切りまわす重要な役どころ。若いということもあり、ボーイッシュで幅のある役ができる役者であろうと思う。初見はなかなかいいセンスだと思った。
驚いたことと言えば、ちょっと前に入団した男性の上田康人と意外と顔が似ていることである。若いということと小顔というだけではない。何か不思議な因縁があるような気がする。これからもどんどん空晴の舞台を彩ってくれるだろうこの二人。空晴の将来は安泰と見た。
本公演も脚本がさらに今までより奥が深くなり、いよいよ岡部尚子さんの行き届いた脚本が光っている。これからも期待できるいい劇団である。一緒に成長し、そして年を取って行きましょう。
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