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冷たい檻(伊岡 瞬 著) (2018  中央公論新社) 70点

2018-11-13 11:14:01 | 読書遍歴

500ページ近い長編。登場人物が多く、最初捌き切れない感もするが、警官二人の行動が面白く、読み繋げる原動力となる。

ただミステリーとしてはおおざっぱな感じもしなくはなく、ただの読み物の域を出ないかなあ。作りものじみていて、親近感がない。

それでも冒頭とラストのシチュエイションは読者をハートフルにするテーマで心がほころびる。伊岡の面目は立った。


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