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劇団六風館「無差別」(脚本・中屋敷法仁 演出・中山自然)at阪大学生会館 80点

2021-11-20 18:22:23 | 演劇遍歴

脚本は柿喰う客の骨太作品。これを六風館がどう調理するのか、とても興味があったが、さすがでした。7人いる俳優陣、誰一人セリフのトチリもなく、相変わらず大学演劇での能力の高さを証明した形となった。

ただ、内容がとてつもない深い作品なので、美術等学生会館の舞台では少々物足りなく、演劇の中枢に行くにはとっつきにくい気がした。これだけは彼らのせいではないだろう。全体的にも六風館の体は十分成していた。

神とは、人間とは、生きることは何かという本源的なテーマが重いので、会館を出ると阪大のイチョウ並木の紅葉が私を慰めてくれる。風も心地よい。


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