イタリアの終戦時の内乱はあまり知ってはいない。ただ見ていてイタリアにおけるベトナムのようなものなんだろうとは理解できる。ドイツ軍がアメリカでパルチザンがベトコンだと思えば何ら自然とこの作品の世界に入ってゆくことができた。
ラストが何となく映画を見る前から予想できるので、常に痛々しい眼でこの映画を見ることになる。でもそれだけに人間のどうしようもない悪意の前には無垢な人間は倒れるのみなのか!そこがつ . . . 本文を読む
全体に三谷の心優しきトーンが溢れてステキな展開でした。5作目で一番安定した実力作を見せてくれたのではないか。あの装束で、いつもとてもクサイ西田敏行が何と最後まで自然だったのは大収穫。ただし、ラストの被害者の幽霊登場は はしゃぎ過ぎ。あれでいつもの三谷に戻った感もなきにしも非ず。 . . . 本文を読む
最近自転車を買った。それもクロスバイクという結構今流行りのスポーツ型(でもないか?)サイクリング車である。それはそれで今のところ順調でとほほではない。
問題なのは、もう一台残ったママチャリである。買って2年。3万円強で買った僕にとっては結構割高備品(今時ママチャリで30000円もかけて、、)。僕以外乗らないから自転車も一台でいいのだが、昔から2台所有している。まあ、ちょっとした用向きにはママチャ . . . 本文を読む
久々の乙一の新作。ここ数年彼は書いていないと思う(特に単独著書はない)。その間、彼は人生上の大きな節目を経験する。それは結婚という彼にとっては意外と普通の人のするなる経験だ。でも僕はまるで彼にそぐわない出来事が彼の作品にどれだけ影響を与えるのかすこぶる興味があった。そしてこの新作の登場である。
6篇の短編集である。これは読者からWEBで募ったボツ案を乙一が再生したという文学界でも珍しい作品集であ . . . 本文を読む