大西英雄『ヒデヲの間』(地底レコード、-2020年)を聴く。
Hideo Onishi (ds, vo)
いきなり「いぬ」に心を掴まれる。何ワンワンって!そこから先はちょっと悶絶する。ゲシュタルト崩壊するまでモウモウと呟く「うし」とか最高。「カタツムリ」なんてコロナ時代を予測していたのか?
話すように叩くドラマーと言えばアメリカのアリ・ホーニグを思い出すが、これはそういうものとは全く違い、伸び縮みする日本語のノリそのものだ。どちらかと言えば、喋りの断片をそのままボクシングのリズムに置き換える板垣学(『はじめの一歩』)である。
バンドでもソロでもライヴを観てみたい。