Sightsong

自縄自縛日記

ジョン・スティーヴンス+トレヴァー・ワッツ+バリー・ガイ『No Fear』

2017-07-31 21:02:13 | アヴァンギャルド・ジャズ

ジョン・スティーヴンス+トレヴァー・ワッツ+バリー・ガイ『No Fear』(Spotlite Records、1977年)を聴く。

John Stevens (ds)
Trevor Watts (as)
Barry Guy (b)

ジョン・スティーヴンスは細かく乱反射するフラグメンツを次々に積み上げて帝国を構築する。バリー・ガイのベースはかちかちに固いばかりではなくときに柔軟にもなり、この懐の深さが魅力か。そしてトレヴァー・ワッツは、ノア・ハワードにも通じるような哀愁ど演歌を、激熱にぼこぼこと泡立たせながらあちらこちらへと航空ショーをみせる。

「No Fear」とは絶妙なタイトルを付けたものだ。恐れ知らずの3人が猛獣のように突き進む。フリージャズの檻の中ではあるが、そのようなことは関係がない。ノーフィアー!

●バリー・ガイ
ガイ+クリスペル+リットン『Deep Memory』(2015年)
ペーター・コヴァルトのソロ、デュオ(1981、91、98年)
マッツ・グスタフソン+バリー・ガイ『Frogging』(1997年)
マリリン・クリスペル+バリー・ガイ+ジェリー・ヘミングウェイ『Cascades』(1993年)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。