Sightsong

自縄自縛日記

セシル・テイラー『Live at the Cafe Montmartre』

2016-04-29 09:13:50 | アヴァンギャルド・ジャズ

セシル・テイラー『Live at the Cafe Montmartre』(Debut、1962年)をあらためて聴く。

Cecil Taylor (p)
Jimmy Lions (as)
Sunny Murray (ds)

これが録音されてからもう50年以上が経っているわけだが、いまだに、鮮烈さとオリジナリティとがどうしようもなく残っている。セシル・テイラーによるクリスタルの大伽藍に接すると、その鮮やかさに加え、知的体力と持続力とに圧倒されてしまう。耳を傾けるともはや音から耳をひき剥がすことが困難になり、ひたすら動悸を覚えながら聴き続けなければならなくなる、という・・・。

サニー・マレイのシンバルを多用したパルスも素晴らしい。かれはどのようにこのスタイルに到達したのだろう。そして、ジミー・ライオンズのプレイに、実はバップの尻尾が見え隠れすることも再発見だった。

●セシル・テイラー
セシル・テイラー+田中泯@草月ホール(2013年)
ドミニク・デュヴァル セシル・テイラーとの『The Last Dance』(2003年)
セシル・テイラー+ビル・ディクソン+トニー・オクスレー(2002年)
セシル・テイラーの映像『Burning Poles』(1991年)
セシル・テイラー『The Tree of Life』(1991年)
セシル・テイラー『In Florescence』(1989年)
1988年、ベルリンのセシル・テイラー
イマジン・ザ・サウンド(1981年)
セシル・テイラーのブラックセイントとソウルノートの5枚組ボックスセット(1979~1986年)
セシル・テイラー『Michigan State University, April 15th 1976』(1976年)
セシル・テイラー『Dark to Themselves』、『Aの第2幕』(1969年、76年)
ザ・ジャズ・コンポーザーズ・オーケストラ(1968年)
セシル・テイラー初期作品群(1950年代後半~60年代初頭)


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。