グレッチェン・パーラトのDVD『Poland 2013』を観る。(御茶ノ水のJANISで500円で発見した。)
Gretchen Parlato (vo, perc)
Alan Hampton (b, g, vo)
Aaron Parks (p)
Mark Guiliana (ds)
マーク・ジュリアナ(グレッチェンの夫)のドラムスが目当てだったのではあるが、グレッチェンのヴォイスに惹かれる。パーカッションを鳴らしながら歌うリズム感が抜群で、声も囁くようでありながら、決して脱力しているわけではなく、実に繊細。しかも、ハービー・ハンコックの「Butterfly」やウェイン・ショーターの「Juju」までさらりと自分流にしてしまったりして。
スタンダードの「Like Someone in Love」も素敵なのだが、これはアーロン・パークスのピアノとのデュオであり、やはりジュリアナとの共演のほうが嬉しい。そんなわけで、ジュリアナのドラムスが決してデジタル的イケイケなどではなく、歌伴もとても巧いことを発見したのだった。
●参照
マーク・ジュリアナ@Cotton Club(2016年)
デイヴィッド・ボウイ『★』(2015年)(マーク・ジュリアナ参加)
ダニー・マッキャスリン@55 Bar(2015年)(マーク・ジュリアナ参加)
マーク・ジュリアナ『Family First』(2015年)
ダニー・マッキャスリン『Fast Future』(2014年)(マーク・ジュリアナ参加)
ダニー・マッキャスリン『Casting for Gravity』(2012年)(マーク・ジュリアナ参加)
アンブローズ・アキンムシーレ『Prelude』(2008年)(アーロン・パークス参加)