ビリー・バング『Rainbow Gladiator』(Soul Note、1981年)を聴く。(レコ屋の500円コーナーから救出した。)
Billy Bang (vln)
Charles Tyler (as, bs)
Michele Rosewoman (p)
Wilber Morris (b)
Dennis Charles (ds)
何度聴いても、この時代のセッションなのだなというばかりの印象。それでも、ビリー・バングが愉しそうにヴァイオリンを爪弾いたりしている姿が想像できて、ついにやりとしてしまう。ウィルバー・モリスの中音域で駆動するベースの匂いは、デイヴィッド・マレイの音楽が発していた匂いの一要素でもあったのだという気付きもある。
それよりも、ミシェル・ローズウーマンのピアノがとても溌剌としていて爽やかだ。この人には、M-BASEの面々とも吹きこんだ作品があり、それも聴いてみたくなる。