マグネティ・カルテット『M』(Daiki Musica、2017年)を聴く。
Masa Ogura マサ・オグラ (ds)
Atsushi Ikeda 池田篤 (as, ts, ss)
Hakuei Kim ハクエイ・キム (p)
Daiki Yasukagawa 安ヵ川大樹 (b)
何人かから、マサ・オグラが凄いから観たほうがいいと囁かれた。
聴いてみると確かにフリーで驚かされる。池田篤、ハクエイ・キム、安ヵ川大樹というテクニシャンを大きな渦の中に巻き込みつつ、四者がそれぞれ自己を発散している。古いも新しいもない演奏である。台風の眼たるマサ・オグラの運動はラシッド・アリを彷彿とさせる。
千葉県から出ないとも聞いたのだが、それは事故で「半身不随」となったからでもあるのだろうか。確かにこの録音も稲毛のCandyであり、ライヴスケジュールにもCandy、市川h.s.trash、本八幡cooljojo、柏Nardisと千葉ばかりである。いずれ観に行くつもりである。