ロイ・ハーグローヴ+シダー・ウォルトン w/ ロバータ・ガンバリーニ『Geneve 2002』(JazzTime、2002年)。
Roy Hargrove (tp)
Ceder Walton (p)
Peter Washington (b)
Karim Riggins (ds)
Roberta Gambarini (vo)(2枚目のみ)
メンバー的にどうみてもどジャズにしかなり得ず、また、その期待に応えてくれる。
ハーグローヴは90年代に新星として出てきたとき、生鮮食品のような新鮮な音だった。その後あまり近づかなかったし、RHファクターも適当に聴き流していた程度。だがこれを聴くと、デビューの頃に感じた印象はやはりかれの個性だったことがわかる。最晩年の2017年にシットインして吹いたかれを観たら、その音はより熟成されていた。
亡くなってから、たまたま観たライヴで、セオ・クロッカーも、ケリー・グリーンも、「Never Let Me Go」をかれに捧げた。このCDには同曲が入っていて、聴くと特別な気持ちになる。
●ロイ・ハーグローヴ
ジョー・マグナネリ・クインテット@Smalls(2017年)