正月、テレビで映画版『銀河鉄道999』(りんたろう、1979年)を放送していた。ちょっとしか観られなかったが、猛烈に懐かしさがこみ上げてきた。その理由のひとつは、ゴダイゴの歌う主題歌に違いないのだ。
この映画は、小学生のときに、山口県の小野田市(いまは山陽小野田市)にある映画館に観に行った記憶がある。セメント町というところにあった。たしか『スーパーマン』との2本立てだった。また、近くには硫酸町というところもあった。それというのも、小野田市には小野田セメント(いまの太平洋セメント)、日産化学工業があったからだ。映画館は坂をのぼったところにあったはずだ。いまはどうなっているのだろう。
そういったわけで、ゴダイゴのライヴアルバムを最近聴いている。全然詳しくないのだが、この2枚ともゴダイゴ・ホーンズが参加している。
『中国 后醍醐』(1980年)は、中国・天津でのライヴ録音。ライヴだからか、キーボードもヴォーカルもはしゃいでいる。それに、管楽器があると音が厚くなって気持ちがいいのだ。中国語の歌詞を交えた「Beautiful Name」の盛り上げようが楽しい。「Portopia」も懐かしい。言うまでもなく、神戸ポートアイランドで開かれた博覧会ポートピア'81のテーマソングであり、当時テレビCMで盛んに流れていた。瀬戸内海をフェリーで旅して連れて行ってもらった。
『インターミッション』(1985年)は、ゴダイゴのファイナルライヴ(もっとも、その後再結成したりする)。「Ghandhara」、「Monkey Magic」、それから目当ての「The Galaxy Express 999」が入っている。ここでの「999」は、アニメでの版よりかなりテンポが速い。後半が英語で、2番の「そうさ君は気付いてしまった/安らぎよりも素晴らしいものに」とは歌詞の意味が異なっていることにはじめて気がついた。
いいなと思える曲はぜんぶタケカワユキヒデの作曲だ。中でも「999」は何度聴いても胸が一杯になり涙腺がゆるむ(笑)。とくにアニメと一緒だとたまらないのだった(→ これ)。それに、懐かしい懐かしいとおもいだし始めると、いろいろなものがぞろぞろ勝手に出てきて身動きがとれなくなる。
チョッパー奏法というのも時代ですね(笑)。嫌いではないですが・・・。
@北京です(笑)。自分の体験と重なると、なかなか冷静に比べられませんが、思い出すと止まりません。が、振り返るひとが多いのは故なきこととはおもえませんね。
この時代もやはりいろいろあったのだとは思いますが、自分の中では懐かしく良い時代として感じられます。