Sightsong

自縄自縛日記

Force@阿佐ヶ谷Yellow Vision

2020-08-21 07:58:05 | アヴァンギャルド・ジャズ

阿佐ヶ谷のYellow Visionで、吉田哲治さんの新バンドForce(2020/8/20)。

FORCE
Tetsuji Yoshida 吉田哲治 (tp)
Masafumi Minato 湊雅史 (ds)
Komari 小林真理子 (b)
Ippei Kato 加藤一平 (g)

ジャズロックだと宣伝しているが、個性的なメンバーでもあり、なかなか普通ではなかった。

そのことは最初の「Early Morning」でわかる。ギター、ベース、ドラムスがときおりシンクロし、ある領域にずどどと入っていき快感。楽園的な「Rainy Season」、変態的にベースとギターとが絡む「Laughter」。

この最後の曲でも、セカンドセット冒頭の「Reverb」でも露わになったのは、どじゃーんというサウンドの中でも、ちょっと寂しそうでワビサビ的な感覚を捨てない吉田哲治さんのトランペット。湊さんのキメ技もアソビもいいし、コマリさんのひたすら下から浮揚させるエレベもとてもいい。

「IM1」はコマリさんがあるパターンを出して始まり、ストップ&ゴーの縦波的感覚。トランペットの周りをみんなが遊泳している。ジンジャーエール?ジンジャーエール?と言いながらの「City Lights」での長めにうたうトランペット、潔く料理をするようなドラムス。

「Touch」はドラムスからどや顔のファンク、と思っていたら、「Flower Song」ではバップ曲も引用しつつ、加藤さんがトランペットのフレーズに呼応する見せ場があった。アンコールは短めの「Parade」、ここでも妙なトランペットソロに始まって全員が絡み一気に走る。

Fuji X-E2、7Artisans 12mmF2.8、XF60mmF2.4

●吉田哲治
吉田哲治+永武幹子@なってるハウス(2020年)
吉田哲治+栗田妙子@東中野セロニアス(2020年)
吉田哲治『December』、『Eternity』(2019年)
吉田哲治『Jackanapes』(2018年)
FIVES & 鈴木常吉『童謡』(1991年)
のなか悟空&元祖・人間国宝オールスターズ『伝説の「アフリカ探検前夜」/ピットインライブ生録画』
(1988年)
生活向上委員会大管弦楽団『This Is Music Is This?』(1979年)

●小林真理子
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)

●加藤一平
渋大祭@川崎市東扇島東公園(2019年)
シワブキ@なってるハウス(2019年)
騒乱武士『秋田・鎌鼬の里ライブ』(2019年)
鳴らした場合、20 Guilders@高円寺円盤(2018年)
波多江崇行+加藤一平@なってるハウス(2018年)
永武幹子+加藤一平+瀬尾高志+林ライガ@セロニアス(2018年)
竹内直+加藤一平@セロニアス(2017年)
鈴木勲セッション@新宿ピットイン(2014年)


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