Sightsong

自縄自縛日記

鈴木則文『忍者武芸貼 百地三太夫』

2013-12-28 23:38:05 | 関西

鈴木則文『忍者武芸貼 百地三太夫』(1980年)を観る。

織田と豊臣に滅ぼされんとする伊賀忍者の百地三太夫(真田広之)。豊臣に仕える甲賀忍者の不知火将監(千葉真一)。徳川に仕える、やはり伊賀忍者の服部半蔵。何だかよくわからない白髭の先生(丹波哲郎)。百地が逃げていた先の明国で知り合った愛蓮(志穂美悦子)。

あきらかにJAC(ジャパンアクションクラブ)を売り出すプログラム・ピクチャーなのだが、ひたすら下らなくて面白い。石川五右衛門は大勢での創作であった、とか、明から何故か真田広之を追いかけてきてチャイナドレスとヌンチャクで闘う志緒美悦子とか、冗談のように目をひん剥いて千葉真一を演じる千葉真一とか、いちいち笑ってしまう。もう、「面白ければ何でもいいや」である。いや~、いいね鈴木則文。

ミャンマーでは千葉真一(サニー千葉)を知らぬ者がないほど大人気。今年訪れたヤンゴンでは、タクシー運転手が、水を向けた途端に待ってましたとばかりに雄弁にサニー千葉のことを語りはじめた。彼はこの映画も観たのかな。


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