Sightsong

自縄自縛日記

閑喜弦介+甲斐正樹@本駒込Juhla Tokyo

2024-02-15 22:51:26 | アヴァンギャルド・ジャズ

本駒込のJuhla Tokyo(2024/2/14)。気になっていたけれど初めて入るフィンランドカフェ。

Gensuke Kanki 閑喜弦介 (g)
Masaki Kai 甲斐正樹 (b)
Guest:
Atsushi Fukuroku 福録篤志 (g)

初めて聴く閑喜弦介さんのギターは独特だ。楽器の内部か近傍で共鳴空間があるような雰囲気で、その周波数は幅広く、ときに濁り、ときに前面に出てくる。幅広さは受け手の意識を拡張させもする。途中でシットインした福録篤志さんは対照的で、粒立った音をさまざまに配置してカラフルなつながりを創出する。そして甲斐さんは明に押すことも引くこともせず、広がりの中に立って平衡を保ちながらサウンドを牽引していた。

オランダに住む福録さんから現地のシーンについて少しお話をうかがうことができた。当然だろうけれどBIMHUISだけではなく、さまざまな場があるとのこと。

Fuji X-E2, 7Artisans 12mmF2.8, Leica Elmarit 90mmF2.8 (M)

●甲斐正樹
甲斐正樹+遠藤ふみ+則武諒@神保町試聴室(2023年)
野津昌太郎+塙正貴+甲斐正樹@池袋FlatFive(2023年)
遠藤ふみ+蒼波花音+甲斐正樹@中野Sweet Rain(2023年)
Yukari Endo Project『DROP, DROP, SLOW TEARS』レコ発@渋谷公園通りクラシックス(2023年)
渋谷毅+外山明+甲斐正樹@なってるハウス(2023年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2023年)
Yukari Endo Project『DROP, DROP, SLOW TEARS』(2022年)
遠藤ふみ+甲斐正樹+則武諒@神保町試聴室(2022年)


ミシェル・ンデゲオチェロ@ビルボードライブ東京

2024-02-15 22:19:56 | アヴァンギャルド・ジャズ

ビルボードライブ東京(2024/2/13、1st)。

Meshell Ndegeocello (b, vo)
Justin Hicks (vo)
Jebin Bruni (key)
Christopher Bruce (g)
Abraham Rounds (ds)
Kyle Miles (b)

CAN <Vitamin C>、そして『The Omnichord Real Book』の曲。必ずしもバンドとしてまとまっていたわけではない(ジャスティンに歌わせすぎる一方で、叩きすぎるエイブラハムを抑えたり)。しかしそんなことはどうでもよいほど、声のマチエール、テクスチャ、深さ。そっと心臓にひんやりとした手が入ってきて触られたような。観に行ってよかった。

●ミシェル・ンデゲオチェロ
ラケシア・ベンジャミン『Pursuance : The Coltranes』(-2020年)
テリ・リン・キャリントン(Social Science)『Waiting Game』(2017年)
ミシェル・ンデゲオチェロ@ビルボードライブ東京(2017年)
マーカス・ストリックランド『Nihil Novi』(2016年)
テリ・リン・キャリントン『The Mosaic Project: Love and Soul』(2015年)
ミシェル・ンデゲオチェロ『Comet, Come to Me』(2014年)
ニーナ・シモンの映像『Live at Ronnie Scott's』、ミシェル・ンデゲオチェロ『Pour une ame souveraine』(1985、2012年)
ミシェル・ンデゲオチェロの映像『Holland 1996』(1996年)