2015-16 SERIE A 第8節 Frosinone 2-0 SAMPDORIA アウェイ3連敗・・・・

2015-10-20 15:23:36 | ほぼ週刊サンプ通信 '15-'16

 SERIE A 第8節 10/18(日) 15:00@マトゥーザ(フロジノーネ)

 サンプドリア 02 フ ロジノーネ (前半0-0)

 主審:イッラーティ氏(Pistoia出身)

 格下相手に攻めきれないどころか、魔の2分間に立て続けに2点取られて敗北・・・

Marcatori 

(後半9分) フロジノーネ[1] パガニーニ

(後半10分) フロジノーネ[2] ディオニージ

[試合前情報]

直前のケガで、出場停止のフェルナンドに加えて、バッレートとメスバーも欠場。それもあって、遂に今季初のカッサーノの先発が実現した。しかもカッサーノトップ下の3トップのような形

中盤はイヴァンをレジスタに置き、これも初先発のカルボネーロとソリアーノが先発。かなり攻撃性の強いメンバーだ。DFではメスバーの欠場を受けて、左SBにズカノヴィッチ、CBにレジーニと言う布陣を敷いてきた。

フロジノーネは4-4-2。元サンプ勢には、前号でも触れた左サイドハーフの10番ソッディモ。そしてベンチにサンマルコがいる

↑↑★日曜のデイゲーム。カッサーノ・リターンズ、遂に初先発。↑↑

SAMPDORIA <4-3-1ー2> 監督ワルテル・ゼンガ

      エデル  ムリエル(83分ロドリゲス)

        カッサーノ

ソリアーノ(Cap)    カルボネーロ 
        イヴァン(65分コレア)
 
ズカノヴィッチ           ペレイラ 
(83分カッサーニ) 
    レジーニ  シルヴェストレ
             
       ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKプッジョーニ、ブリニョーリ

DFデ・シルヴェストリ

MFパロンボ、ロッカ

FWボナッツォーリ

Frosinone (4-4-2): Leali; Rosi, Diakité, Blanchard, Crivello; Paganini, Chibsah, Gucher (36′ s.t. Gori), Soddimo (24′ s.t. Sammarco); D. Ciofani, Dionisi (41′ s.t. Carlini).
A disposizione: Zappino, Russo, Frara, Verde, Longo, M. Ciofani, Tonev, Castillo, Bertoncini.
Allenatore: Roberto Stellone.

備考:警告:前半16分Zukanovic, 20分Blanchard,40分Ivan,後半32分Dionisi,33分Moisander,43分Carbonero;芝状態良好

<あらすじ>

前半1分 いきなり先制のチャンス。中央やや左からドリブルでペナ内に侵入したソリアーノ。深くえぐって中にグラウンダーで折り返し、突っ込んできたカルボネーロが触るがわずかに右に外れる

   6分 ムリエル、ポスト!カッサーノの魔法のパス一発でDFの裏をとったムリエル。GKと1対1になりGKレアーリの股間を抜くシュートを放つが、左ポストに阻まれる

  16分 パガニーニに対するファールで、ズカノヴィッチにイエロー

  40分 2度立て続けにファールを犯したイヴァンにイエロー

ロスタイム0分。そのまま終了。

前半は0-0。ポゼッションはサンプ12分00秒に対してフロジノーネ8分07秒。ボールはサンプが支配するが、引いて守るフロジノーネを崩し切れない。やや攻撃が中央に偏り過ぎており、単調。フロジノーネは浮き球のダイレクトプレーが多く、パチンコのようなサッカー。しかし、がっちり守ってカウンターという戦術は徹底されていた。カルボネーロは良く滑っており、全体的に芝は良くなさそうに見えたが・・・・現地新聞のピッチ評価は良好

 

後半9分 パガニーニGoal 0-1:

 →左からのCK。ニアでパガニーニがドンピシャでヘッド。先制を許す・・・ 

 後半10分 ディオニージGoal 0-2:

 →中盤でルーズになっていたチブサーが、DFラインの裏へロビングのパス。オフサイドラインをかいくぐって抜け出したディオニージ。飛び出してきたGKヴィヴィアーノをあざ笑う、ダイレクトループシュート。先制から1分後の追加点 

後半20分 イヴァンに代えて、コレア投入。攻撃的に

   23分 ソッディモに代わってサンマルコ投入。元サンプ勢同士の交代

↑↑元サンプの10番ソッディモは左サイドで、縦のドリブルやカットインからシュートなど効いていた。

32分 モイサンデルが、敵のカウンターを止める覚悟のスライでイエロー

38分 故障から復活したカッサーニが、ズカノヴィッチに代わって登場。右のペレイラが左に

    さらにロドリゲスとムリエルが交代

43分 カルボネーロも無駄なイエローをもらう

ロスタイム5分。そのまま0-2で終了

(ポイント)

・アウェイで3連敗。4試合共に2失点

・パスが雑過ぎ、持って回してはいるものの、相手を疲れさせられない

・急造CBのレジーニを始め、DF陣は最悪では無いが、不安が残る

・カッサーニ、デ・シルヴェストリ、メスバー、シルヴェストレの4人が出てないので当然か

・唯一の光明はカッサーノ、先発フル出場

・スピード&運動量は無いが、得点に直結し得る決定的なパスを、少なくとも5本は出した

・カルボネーロも精力的に動き、ドリブルで抜いたりもしていたが、相手のレベルが上がった時によりプレーの正確性が求められると思う

・ムリエルは最初のチャンスをポストに当て、あとは終始消えていた

・フェルナンドが戻り、DFのけが人も戻ってくる、しかもホームの次節。ここで負けたりしたら、ゼンガの首も本当に危ない

 まあ、前半終わった時点では攻めてるけど決定機は創れないし、アウェイ苦手だから結局引き分けになっちゃいそうだなぁと思っていた。しかし、後半開始早々、青天の霹靂で点を取られて一気に情勢が変わる。あっけにとられて、ボーとしている間に2点目をとられる。昨シーズンも良くあった失点後の立て続けの失点だ。去年と何も変わってないじゃないか!!そして、元々引いている相手に、さらに閉じこもられて万事休す。こうなった相手を崩すのはイタリアでは至難の業。セリエAで番狂わせが起きやすく、上位と下位との差が少ないのは、やはりどんなチームも守ろうと思えばDFはしっかりしているからだ。

 フロジノーネには大してインパクトを感じなかった。セリエAはどんなチームも侮れないと言う事を再認識しただけだ。この試合はサンプ自身の責任であろう。アウェイながらカッサーノを先発させて、3トップを採用した戦術は面白いとは思ったが。バッレートとフェルナンドが2人ともいなかったのは痛かったか。また次節以降のサイドバックも気になる。17歳のペレイラは、引き続き特に攻撃面では非凡なものを発起しており、デ・シルヴェストリとカッサーニが共に復帰した時に、左右も含めてどう起用されるかが注目だ。まだ今季のサンプはベストメンバーで戦ったことが無い・・・・・と言うか、どれがベストメンバーか未だ模索中の段階である。

 さて来週はミッドウィークも含めて1週間で3試合。とくにホームでヴェローナ、エンポリと続く2試合には是が非でも連勝したい。最低でも勝点4!

 Fooooooorza  Saaaaaaaaamp!! 

 次節:セリエA第9節 2015年 10/25(日) 対エラス・ヴェローナ@ジェノヴァ 現地12:30Kick Off(日本時間20:30)

’15-’16 SERIE A 
8試合 3勝2分3敗 勝点11 得点 13 失点 12 得失点差 +1 現在10