2019-20 Serie A 第3節 Napoli 2-0 SAMPDORIA 開幕3連敗!!!

2019-09-14 20:00:00 | ほぼ週刊サンプ通信 '19-'20
まだまだ振り返りたくない試合が続く……夏のメルカートも前節の翌日に終了し、結局1人だけは補強した。当初から噂に上っていたゼニトのWGエミリアーノ・リゴーニ。いきなり10番が与えられ、この時点では私も彼には期待していた。ただ、アタランタで一度失敗してるっていうのが不安要素だったのと、結局1ヶ月以上前から噂に上っていた彼を獲得するなら、なぜ2試合すでに始まっているこのギリギリまで買わなかったのか、とは思っていたが。ちなみに彼は4ヶ月後には光の速さでサンプからいなくなっている・・・
もう忘れかけていたが、迷走するディフランチェスコはこの試合から3バックに切り替える。解任されるまで。まるで、「優秀なウィングを補強してくれなかったのでもう4‐3‐3は無理です~」と訴えるように

Serie A 第3節 9/14(土) 18:00@サンパオロ(ナポリ)  主審:ラ・ペンナ氏(Roma1出身)

サンプドリア 0-2 ナポリ

得点者:前半13分メルテンス

    後半23分メルテンス

↑↑©Gspより

メルテンスの2発にやられて開幕3連敗。後ろには哀愁漂う我らが永遠のキャプテン「ヴァスコ・レジーニ」の姿が・・・

[試合前情報] 

・相手は昨季2位のナポリ。開幕2戦は共にアウェイでフィオレンティーナに4‐3、ユーヴェに3‐4と派手な打ち合いの末に1勝1敗。アンチェロッティ監督2年目だが、なかなか試行錯誤してる様子だ(その後冬に解任になる)。正直サッリの時より弱くなっている印象。今季の4‐2‐3‐1はより攻撃的にはなっているが、バランスは悪くなっている気がする。それが開幕2戦の成績に表れている

↑↑©Spazio Napoliより

 サンプの元ナポリはまずこの2人。DFレジーニは半年だけ一瞬ナポリにいた。今季のチームでも5番手CBの位置づけでなかなか厳しいが、まさかの古巣との対戦で出番が回ってきた元キャプテン。ちなみにレジーニは冬のメルカートでパルマに行った(レンタル)。一方ガッビアディーニは、初代サンプにいた時に活躍してナポリに引き抜かれる。その2014-15シーズンはサンプで7得点、ナポリで8得点のシーズン合計15得点。これは彼にとってキャリアハイ。ナポリには2年半いたが、分厚い選手層の中、なかなかレギュラーまではいかなかった。その後サウザンプトンを経てサンプパートⅡ。

 もう一人は我らが真のキャプテン、ファビオ・クアリアレッラ。ガッビアと全く同じで、初代サンプにいた時に活躍してウディネーゼに行った後にナポリに引き抜かれる。ナポリでは活躍は見せたがストーカーの問題で1シーズン限りでユーヴェに移る事になる。その後トリノを経てサンプパートⅡ。サンプでの活躍は今更語るまでも無い

ちなみにちょっと前までサンプに在籍していた元ナポリのGKラファエルは8月にイングランドのレディングに移籍。その代りにメルカート最終日にリゴーニと共に獲得されたGKが元キエーヴォのセクリン。一方昨季サンプで活躍したCBのトネッリはこの時点ではレンタルバックでナポリに戻っているが、結局冬のメルカートでまたサンプに戻ってきた。


さてサンプはディフランチェスコの3‐4-1-2。開幕2連敗を受けて早くも大改革。前節サッスオーロ戦の後半3バックにして安定したという事でこの日も3バック(どちらかと言うと5バックだったが)

一番変わったセンターバック陣。コリーをベンチに下げ、新加入のムリージョが真ん中。右に今季初先発のフェラーリと左にもまさかのレジーニ。

サイドハーフはいつものサイドバックがそのまま上がる形で右ベレシンスキの左ムッルー。ダブルボランチがエクダルリネッティヴィエイラは前節のレッドカードで出場停止。マローニヤンクトは怪我で不在。

FWはトップ下にカプラーリを置いて、クアリアレッラが加入したてのリゴーニと2トップを組む。リゴーニはウィング的な使い方を予想していたが、普通に2トップの一角で起用してきた

SAMPDORIA<3-4-1-2> 監督エウゼビオ・ディフランチェスコ

 クアリアレッラ(cap)リゴーニ(78分デパオリ)

    カプラーリ(68分ガッビアディーニ)

  リネッティ エクダル

ムッルー     ベレシンスキ

  レジーニ(65分レリス)フェラーリ

      ムリージョ

      アウデーロ

ベンチ:GKセクリン、ファルコーネ DFアウジェッロ、チャボット、コリー MFバッレート、トルスビー FWボナッツォーリ、ラミレス

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ナポリはメルテンスを偽のCFに置く4-2-3-1。GKはアウデーロとU-21イタリア代表で正GK争いをしているメレト。ミッドウィークにCLのリヴァプール戦を控えるナポリはややメンバーを温存してきてるみたいだ

Napoli(4-2-3-1) 監督:カルロ・アンチェロッティ

       メルテンス(80分ユーネス)

ジエリンスキ ロザーノ カジェホン(cap)

       (654ジョレンテ)

エルマス(76分インシーニェ)ファビアン・ルイス

マリオ・ルイ      ディ・ロレンツォ

  クリバリ マクシモヴィッチ

       メレト

ベンチ:オスピナ、カルネジス、マルキュイット、アラン、ルペルト、グーラム、マノラス、ガエタノ

備考:有料入場者数32.679(774.308euro),芝状態良好

★ナポリがCL控えているため土曜の18:00に行われたアンティチポ。サンプは今季初となる3rdユニ。紺-紺-紺でのぞむ


<あらすじ>

ハイライト動画⇒https://www.youtube.com/watch?v=OQq7_pRQiGk

Napoli 2-0 Sampdoria | Mertens Bags Brace to take the Three Points! | Serie A

A Dries Mertens brace gives Napoli the three points against Sampdoria,...

YouTube

 

 

5バックに近い3バックで守りを固めて何とか強力なナポリの攻めを耐え・・・リゴーニカプラーリなどのスピードを生かしてカウンターで得点を挙げられればと言うのがディフラの作戦だったのだろう。しかしその望みは前半早々にあっさり崩れる。最初のチャンスはCKからサンプだったが、ムリージョの押し込みはGKメレトに防がれる。すると前半14分、右サイド新加入のディロレンツォからクロスをメルテンスがペナ内で合わせて先制を許す。

サンプもやられっぱなしではなく、前半19分にはカウンターからリゴーニが抜け出してGKと1対1を迎える。しかしリゴーニはこの決定機をメレトに止められてしまう。今考えると、デビュー戦の初めてのチャンスを決められるか決められないかは物凄い大きいと思う。これが入っていたらリゴーニのサンプ人生も違うものになっていたかもしれない。中田と柳沢のイタリアでの成功の差は、まさにデビュー戦だったと思う。初戦でユーヴェ相手に2得点決めてセンセーショナルな印象を残して、その後の活躍は言うまでもない。一方の柳沢はサンプでのデビュー戦のファーストシュートがポストに当たり、それ以来結局得点を挙げることが出来なかった。

0-1で前半は終了。ただ、相手が強豪ナポリという事を考えれば、実は前節よりはちょっとはファイティングスピリットを出して戦っていたかもしれない。ただやはり守ってカウンターのゲームプランは先制されてしまうとキツい。20分にはDFレジーニに代えてMFレリスを投入してより攻撃的な4バックに変更

サンプ後半途中~ 4-3-3

   クアリアレッラ(cap)

リゴーニ     ガッビアディーニ

リネッティ    レリス

     エクダル

ムッルー      ベレシンスキ

  フェラーリ ムリージョ

    アウデーロ

しかし、その直後に2点目をまたまたメルテンスに決められ・・・

必死に反撃を試みるが、得点は奪えず・・・可能性を感じさせたのはガッビアの左足ぐらいかな~

ロスタイム5分。最後にフェラーリが足攣っても、チームメイトが誰も助けに行かないのが今のチーム状況をよく表していたと思う・・・

そのまま0-2で敗戦

(ポイント )

・初戦インモービレ、2節ベラルディ、そしてこの日のメルテンスと、1人に集中してやられるのが好きだねー

・1950-51、1970-71、1972-73、2004-05以来5度目の開幕3連敗

・うーん、そもそもリゴーニを2トップ起用と言うのはどうだったんだろうか?

  3連敗となったが夏のメルカートも終了し、2週間の休みも終わったので仕切り直しの一戦だった。その答えがこの結果なので、これからも3バックでずっと行くという事だ。トリノ、フィオレンティーナ、インテルとまだまだ厳しい日程が続く・・・

Foooooooorza Saaaaaaaamp!! 

3試合 0勝0分3敗 勝点0 得点1 失点9 得失点差-8 現在20位

次節:セリエA 第4節 2019年 9/22(日) 対トリノ@トリノ 現地15:00Kick Off(日本時間22:00)



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