SERIE A 第30節 Chievo - SAMPDORIA プレビュー!

2018-03-31 14:46:15 | ほぼ週刊サンプ通信 '17-'18

SERIE A 第30節 3/31(土)18:00@マルカントニオ・ベンティゴーディ(ヴェローナ)  主審:オルサート氏(Schio出身)

サンプドリア - キエーヴォ・ヴェローナ  

↑↑©liguria24.itより

名誉を取り戻す戦い

  前回の対戦は4-1で快勝。このトレイラのドッピエッタ。しかしホームとアウェイでサンプは別のチームになってしまうから・・・

 https://blog.goo.ne.jp/shussissi/e/d27a8f702157ca0f21eeab86ed658be8

【試合前情報】 

順位勝点
1 Juventus 75 29 24 3 2
2 Napoli 73 29 23 4 2
3 Roma 59 29 18 5 6
4 Inter 55 28 15 10 3
5 Lazio 54 29 16 6 7
6 Milan 50 28 15 5 8
7 Atalanta 44 28 12 8 8
8 Sampdoria 44 28 13 5 10
9 Fiorentina 41 28 11 8 9
10 Torino 36 28 8 12 8

 さて前節の惨敗から2週間。代表の試合のおかげでインテル戦を少しは忘れる事が出来たか。10人もいた代表勢も、特に特筆すべき出来事は無かった。リネッティが目の不調を訴えて途中で早々と退いたくらい。まぁ今回は親善試合ばっかりだったので、気分転換にはなったと信じよう。

 ここ最近の不調でごらんの通り、順位はまずくなってきた。遂にアタランタに追いつかれて7位タイ。直接対決の結果も順位に大きく左右する事になる。セリエは同勝点で並んだ場合、直接対決の結果がまず一番に来るので。サンプはヨーロッパリーグを賭けて、一方のキエーヴォは残留を賭けての戦いとなる。キエーヴォはなんだかんだ言ってマラン監督就任後4年間位は、あまり降格の臭いを感じる事無く中位をキープしてきた。しかし最近不調で、現在も3連敗中でにわかに順位が騒がしくなってきた。

 この両チームのジャンパオロ監督とマラン監督は、共にデルネーリの薫陶を受けておりやってるサッカーは結構似ている。今やセリエAのチームでトップ下を置いているのはこの2人ぐらいだろう。そのキエーヴォも前節のミラン戦では遂にトップ下のビルサを外して、台形型の4-4-2にフォーメーションを変えてきた。2-3で敗れたとはいえ、内容は良かったのでおそらく今節もその形で来るのではないか?冬のメルカートでの一番の変化はナポリから元イタリア代表のジャッケリーニが加入した事。強豪ナポリでは出番は無かったが、キエーヴォ加入後は早速5試合に出場しており、すでに1ゴールを決めている。彼の加入も台形型への変化の一つの理由であろう

 最近の対キエーヴォ戦は分が悪かったが、前回は快勝した。直近6試合は1勝2分け3敗。アウェイではここ3試合常に1点は取っている。打ち合いになるのかな・・・メッジョリーニとイングレーゼのFW2人にかなり点を取られているが、2人ともリーグ全体では大して点を取ってるわけでは無いので、サンプキラーと言えよう。今季も2人ともいるが、2人揃ってスタメンではなさそうかな?以下が直近6試合↓

  1. 2017/10/29 SAMPDORIA 4-1 CHIEVOVERONA
    20'(1°T) K. LINETTY, 26'(1°T) L. TORREIRA, 44'(1°T) D.ZAPATA, 39'(2°T) L. TORREIRA
    24'(1°T) F. CACCIATORE
  2. 2017/05/14 SAMPDORIA 1-1 CHIEVOVERONA
    11'(1°T) F. QUAGLIARELLA 1'(2°T) R. INGLESE
  3. 2016/12/18 CHIEVOVERONA 2-1 SAMPDORIA
    9'(1°T) R. MEGGIORINI, 42'(1°T) S. PELLISSIER 48'(2°T) P. SCHICK
  4. 2016/03/20 SAMPDORIA 0-1 CHIEVOVERONA
    24'(1°T) R. MEGGIORINI
  5. 2015/11/02 CHIEVOVERONA 1-1 SAMPDORIA
    34'(1°T) R. INGLESE 8'(1°T) EDER
  6. 2015/02/15 CHIEVOVERONA 2-1 SAMPDORIA

      2'(1°T) M. IZCO, 39'(1°T) R. MEGGIORINI 46'(2°T) L. MURIEL


 さてサンプはジャンパオロの4-3-1-2。まず、怪我でバッレートコフナツキが招集外。そしてベンチ入りはしたもののベレシンスキもベストでは無い。そこで右SBはサーラの予想。左SBは、ストリニッチが代表では1試合フル出場しており怪我では無い事を証明したが、結局ムッルーか。CBはレギュラーの2人。フェラーリはせっかくアズーリに選ばれたが、出番は全く無かった。MFはバッレートの不在によりプラートリネッティが左右に戻ってくる。そしてFWは2人ともケガもちで本調子ではなさそうだが、サパタクアリアレッラで動かないだろう。コフナツキの怪我で、ユースのFWスティエポヴィッチが初招集された。元キエーヴォはGKプッジョーニの移籍によっていなくなった 

 SAMPDORIA<4-3-1-2> 監督マルコ・ジャンパオロ

 クアリアレッラ  サパタ

      ラミレス(カプラーリ)

リネッティ    プラート 

     トレイラ

ムッルー     サーラ

 フェラーリ シルヴェストレ

     ヴィヴィアーノ

ベンチ:GKベレッツ、トッツォ DFアンデルセン、ベレシンスキ、レジーニ、ストリニッチ

MFアルヴァレス、ヴェッレ、カペッツィ FWカプラーリ、スティエポヴィッチ

《ジャンパオロ・試合前公式会見》

  • 私の経験上、簡単な試合と言うのは存在しないし、これが正解だと言うフォーメーションは絶対に無い。存在するのはモチベーション、怒り、そしてやるべき事に対する執着心だけだ。明日は、この試合に対して一番モチベーションを持っている11人がプレーする。私はチームが私に良い答えを持ってくる事を期待している
  • キエーヴォは残留の為に必死だし、難しい相手だ。彼らは1枚岩になった時にはものすごいクオリティを持ったチームになる。ここ数試合はたまたま歯車が噛み合っていないだけだ
  • (インテル戦の後にヒエラルキーの原点回帰と言った事に関して)あの言葉は選手達に向けたものだ。選手個人個人の利益はサンプの利益の為に向けられなければならない。このチームは、チームが集合体としてまとまってプレーした時に、素晴らしい試合をする事ができた。シーズン始まる前の7月に2人しかいなかった各国の代表選手が、現在10人いるとしたらそれはチーム全体としての功績だ
  • ここ数年、サンプはシーズン終盤に常に弱いと言われているが、もし本当にそうだとしたらそれを変えるために何か違う事をしなければならない。チーム全体がイースターの祝日を返上して、チームで合宿すると決めた事は物凄く重要な決断だと思う。これから7日間で3試合戦わなければならない。しかも多くの選手が代表合宿で10日間ぐらいチームを離れていた。そこで彼らはサンプを自分たちの中心に戻すために、みんなで一緒に過ごす事を決めた。これは選手たちが成熟して、何か違う事をやろうと言う表れだ

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 一方のキエーヴォはマラン監督の4-4-2の予想。ヤロシンスキ、ダイネッリ、バスチャンが怪我で不在。そして先に触れたようにビルサを犠牲にして4-3-1-2では無くて4-4-2で挑んできそうだ。GKソッレンティーノは大ベテラン。DFは右に元サンプのカッチャトーレ。CBはアンダータの試合時とは変わってトモヴィッチバーニ。怪我していたガンベリーニはベンチには復帰してきた。左はヤロシンスキが怪我でベテランのゴッビ。MFは右にカストロ、左にジャッケリーニ。そして中央はセルヴィア代表のラドヴァノヴィッチとフィンランド代表のヘテマイだ。2トップはイングレーゼの相棒を新鋭ステピンスキメッジョリーニが争う。元サンプ勢はDFカッチャトーレ。ゴール後のカッチャダンスが有名だ。お互いポーランド人が多いな

Chievo Verona(4-4-2) 監督:ロランド・マラン

 イングレーゼ ステピンスキ

ジャッケリーニ     カストロ

 ヘテマイ ラドヴァノヴィッチ 

ゴッビ        カッチャトーレ

  バーニ  トモヴィッチ

    ソッレンティーノ

ベンチ:GKセクリン、コンフェンテ DFガンベリーニ、セザール、デパオリ

MFリゴーニ、ガウディーノ、ビルサ FWレリス、プッチャレッリ、ペリシエ、メッジョリーニ 

《マラン試合前公式会見》

  • フォーメーションは我々自身と、相手によっても変わってくる。明日良い試合をするためには特に試合の入りに注意しなければならない。何人かの選手は代表の疲れや怪我を引きずって帰ってきている
  • 残り10試合は全て決勝戦のつもりで戦う。残念ながら前節からだいぶ間が空いてしまった。我々はミラン戦で良くなった姿を見せられたので、そのまますぐ次の試合をやりたかったのに
  • サンプは間違いなくこの2試合の敗戦を取り戻しに必死に来るだろうが、我々は相手の事を考えるより、いかに自分たち自身を見つめて自分達のやりたいサッカーを表現するかの方が重要だ
  • 我々は難しい時期をずっと過ごしてきたが、誰のせいにするでもなくこの時期を乗り越えるために必死にやってきた。これからの試合はもう間違いは許されないし、結果に繋げていかないとならない。

さてまもなくキックオフのこの試合。絶不調のサンプだが、キエーヴォも前回の対戦以降2勝4分13敗と不調。合宿を自分達で決意した選手たちの奮起を期待しよう!

Foooooooorza Saaaaaaaamp!!

次節:セリエA 第30節 2017年 3/31(土) 対キエーヴォ@ヴェローナ 現地18:00Kick Off(日本時間深夜1:00)

’17-’18 SERIE A 

28試合 13勝5分10敗 勝点44 得点47 失点43 得失点差+4 現在 7位タイ 



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