四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

体育の日の「短歌会」

2011年10月11日 21時56分16秒 | 短歌
この三連休の内、前の二日間は残念ながら仕事の調整が出来ずに出勤となってしまいました。
連休最後の体育の日は、その祭日の名称とは異なり静かに東京目白の友人宅で歌会を行いました。
歌会では当番のメンバーが30首の短歌を披講(読み上げる)し、他のメンバーは3首を披講しました。

私たちの歌会は題詠にはこだわらず、各々の設定したテーマに沿って作歌し提示するという
かなり自由な方式をとっています。
私が披講し、歌友の批評等を取り入れた短歌は以下の三首です。未だ推敲途中ですが…。

☆移ろえる季節(とき)の形見か酔芙蓉 茜に染まる赫(あか)き輝き
☆頼朝の墓のかたえの曼珠沙華 滅びしものの夢の血潮か
☆牙隠しものみな装う街灯かり魂鎮めのごと夕映えつつむ

歌会の二次会は、友人宅の庭の一角でアウトドアさながらにダッチオーブンを用いた
若鶏の蒸し焼きを肴に、ワインパーティーを行いました。このワイルドな料理はどういう訳か
男性より女性の方が好みといういわくつきのものです。

ワインはそれぞれが好みのものを持ち寄りましたが、今回はフランスワインそれも
大半はボルドーの赤ワインがそろいました。
前回はイタリアワインのみでしたが不思議な一致に「気が合うばかりでなく、好みもそろうね」の
友の言葉通りに、歌会の批評の厳しさとは裏腹に「ノーサイド」さりげなく実践できる文字通り
大人の良さをしみじみ感じさせてくれ、改めて歌友の素敵さを再認識した次第です。

短歌への取り組み同様に、形にとらわれないで「良いと思うものは何でも取り入れる」姿勢が
お酒にも、料理にも、さらに復興支援のボランティア参加等を含めた社会事象へのコミットメントに
おいても自由に発想し、自分のスタンスで積極的に取り組んでいく、アクティブな友人たちに触れ、
大いに触発された次第です。
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