四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「微力であっても無力ではない」と

2022年04月16日 21時24分06秒 | 日々の歩み
 「共同通信」の報道によると、ロシア国防省は16日、ウクライナの首都キーウ(キエフ)の
戦車工場と南部ミコライウ州の兵器修理工場を精密誘導ミサイルで新たに攻撃し破壊したと
発表したとのこと。キーウ市長は郊外で爆発があり、救急隊が現場で活動していると
通信アプリで明らかにしました。

 ロシア軍は15日にキーウ近郊をミサイル攻撃しましたが、黒海艦隊旗艦のミサイル巡洋艦
「モスクワ」の沈没への報復とみられ、再び首都を狙ったとのことです。
これらを踏まえ、停戦交渉は事実上破綻したと米研究所は分析していますが、戦闘が
激化しており、ウクライナのゼレンスキー大統領は核兵器や化学兵器による攻撃に備える
考えを示したとのことです。


     「薄紅色の花水木」

 ウクライナでは「筆舌に尽くせぬ残虐な人命喪失の実態が・・・明らかになっている」
と朝日新聞の社説でも触れられていますが・・・、プーチン大統領の蛮行による凄惨な
状況を、一日も早く止めるための国際的な統一戦線とも言える結束と、行動を
各国リーダーの英知を集め図れないものかと、もどかしさを抱えながら思っています。
私たちは、人道支援のための寄付等という、ささやかな支援しかできないもどかしさも
あります。しかし、「微力であっても無力ではない」との言葉を信じて、できうる限りの
取り組みを重ねていきたいと思っています。


     「八重桜」

 こんな想いからか、心の奥に大きな鬱々を抱えながら日々を送っていますが・・・、
薄紅色の桜の花筏。そこに移ろい行く季節の形見を見たのもつかの間、早、葉桜の季節に
なりました。異常気象と言われて久しいものの、春の到来を全身で表現するチューリップ、
つつじ、しやが、花水木をはじめとした花々はゆく春を惜しみつつ、着実に次の季節への
橋渡しを兼ねた、艶やかな新たな装いを見せつつあります。



 そんな花たちが健気に咲く様を、横須賀馬堀海岸、走水、観音崎等々でデジタルスケッチを
してみました。いずこで咲いても花の持つ命の輝きは、元気をくれるとともに和みと癒しを
感じさせてくれます。そんな輝きをありのままに受けとめられる確かな目と、心のゆとりを
養っていければと思っています。

 「悲劇だが他に選択肢がなかった」と、暴虐とも言える侵略を正当化するような独善と、
凍てつく心を、間違ってももたぬように自戒しつつ・・・。



     「シャガの花」

一首詠んでみました。
 ☆哀しみに春愁さらに増しゆくも ウクライナの民 傷なお深く

コメント (15)
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