四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

列島奔る

2021年06月09日 17時00分50秒 | 日々の歩み
巣ごもりの日々に、体力維持と、気分転換に近間の三浦半島にあります観音崎公園に時々出かけて
いますが、今日は天気も良く、紫陽花も旬な見ごろとの情報もあり細君共々出かけてきました。
観音崎公園は皆さんもご存知の通り、1975年(昭和50年)、神奈川県立都市公園として開設され、
敷地は、東京湾に突き出た観音崎のほぼ全域に広がっています。

海上を行き交う船舶を眺めたり、シイやタブを中心とした照葉樹林のなかを散策したりと、
癒しのひと時を過ごすことが出来ます。周辺には、日本最初の洋式灯台「観音埼灯台」や、
東京湾を中心とする森、川、海の自然と人との関わりなどを紹介する「観音崎自然博物館」、
横須賀市の海を描いた作品、横須賀・三浦半島ゆかりの作家の作品を展示する「横須賀美術館」
などがあります。



なお、観音埼灯台は、薔薇のヴェルニー公園でおなじみの、フランス人技師ヴェルニーの
設計により日本最初の洋式灯台として明治元年8月30日(新暦11月1日)に起工し、
翌年1月1日(新暦2月11日)点灯し、現在は3代目になるとのこと。

観音崎公園は標高差約60mほどですが、その頂上付近は「花の広場」と言われる、
なだらかに傾斜した広い野原となっております。今は紫陽花の群生が埋め、
先日まではポピーや矢車草が咲き競っていました。





何時ものルートは、この広場から灯台を目指して海岸へ向かうのですが、今日は
「横須賀美術館」の裏の広場で「足湯」サービスがあるとのことで、そちらへ
向いました。そこは、紫陽花が咲き誇る生垣で囲まれた芝生の広場の真ん中に
設置された「足湯施設」でした。
美術館と海を見ながら、和のしつらえに満たされた足湯に二人で浸り、ひと時の
安らぎを味わうことが出来ました。





美術館にはレストラン「マテリア」があり、東京湾を眺めながらゆったりとお食事ができ、
そのフードは地産地消を主とし、その日の素材により内容は異なりますが、三浦半島で
水揚げされた海の幸や、半島の地場野菜を豊富に使ったメニューには人気があります。
今日は開館前だったためスルーしました。
そんなこんなで今日は、総歩数6,000歩ほどの散歩となりました。





なお、前回のブログ掲載日以降に徒然に詠んだ短歌を脈絡なく掲載いたします。
まったり感とゆるさの感じられる、しまりのない短歌も交じりますがご容赦願います。

 ☆紫陽花は空と海とも競いつつ 蒼さいよいよ冴え放ちいる
 ☆夏霞 富士を隠すも紫陽花は かすみ押しのけ藍い冴えわたる
 ☆楠若葉 雨に煙るも冴えわたり森の一隅 明るさも増し
 ☆木漏れ日に冴え冴え咲きし紫陽花よ 変化(へんげ)に秘めし力もつつみ

 ☆ひげ面が果てまで続く麦畑 ひばり上りし大地も支え
 ☆燕の子コロナ禍なれど密にして 餌を求めて大口そろえ
 ☆変異株 無策のすきを突くがごと 脅威をまして列島奔る
 ☆失政の付けを一気に拭わんと 五輪に進む政権の闇
コメント (7)
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