民の痛みを

　政府は本日16日、新型コロナウイルス感染症対策本部会合を首相官邸で開き、
「まん延防止等重点措置」の適用対象に埼玉、千葉、神奈川、愛知の4県を追加すると
決めました。期間は20日から大型連休後の5月11日までで、既に始まっている東京、
大阪などに加え、適用は計10都府県となるとのことです。



　新たな対象区域は、埼玉県はさいたま・川口2市、千葉県は市川・船橋・松戸・柏・浦安5市
神奈川県は横浜・川崎・相模原3市、愛知県は名古屋市とするとのこと。
適用を受け、各知事は飲食店に午後8時までの営業時間短縮を要請し、要請・命令に応じなければ
20万円以下の過料を科せるとのことです。



　分科会では厳しさを増す奈良、和歌山、福岡3県の感染状況も議論しましたが、
国立感染症研究所の脇田隆字所長は記者団に対し、3県を重点措置の対象に加えるか
どうかの検討に入るとの見通しを示しました。
西村氏も記者団に対し、奈良について「数字を見る限り極めて厳しい状況だ」と
指摘し、重点措置の対象に追加する可能性に言及し、福岡に関しても
「機動的に対応していきたい」と語っています。



　大阪を中心に変異株が猛威を振るう中で、「まん延防止等重点措置」の適用対象に
私たちの住む県も追加されました。一度緩んだ状況を引き締めるのは至難の業と
感じますが、ワクチン接種が完了するまで、私たちは感染対策を粛々と実施していく
しかないとも感じます。

　こんな日々の中、体力維持と気分転換を含めて、三密にならない周辺の公園やプール、
遊歩道で散歩、ジョギング、スイミング等を取り混ぜ、細君共々取り組んでいます。
久し振りに訪れたソレイユの丘の「夕日の湯」は感染対策もばっちりで、施設も
清潔に保たれ以前より快適に過ごせました。

　また、観音崎公園も一昨年の台風禍で通行止めとなっていたルートも回復し、
眺望の良さと共に、花々が咲き競う散策路が確保され、ゆったりと快適に
過ごすことが出来ました。



　こんな日々の徒然に、即興で詠んだ短歌を掲載したいと思います。

　☆目覚め行く森を覆いし桜花　淡紅染めて　空と語らう
　☆花水木　我が草笛に応えるか　蒼天に向き揺れて咲きいる
　☆濁り無き我が草笛は父ゆずり　かの日に覚え　今も吹きいる
　☆富士山の伏流水も沸きいずる　小川に芹は淡く萌えいる
　☆鶯の導く森に分け入れば八重の山吹乱れ咲きいる
　☆花こぶし青葉の森に光ため　降り注ぐかに揺れて咲きいる



　☆コロナ禍は三波を超えて四波にも　足らぬ対策先回りして
　☆限りある命なれども　コロナ禍で無念を呑みて逝く人想おゆ
　☆地上戦　無念を呑みし遺骨ある　土砂を辺野古の海に埋めよと
　☆トリチウム残る原発汚染水　海に流せと決めるや政府
　☆原爆と原発事故を負う国の　民の痛みを我がこととして
　☆痛み持つ民の歩みが刻まれる　ヒロシマ、ナガサキ、そしてフクシマ