四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

39県に「緊急事態宣言」解除

2020年05月15日 19時48分26秒 | 日々の歩み
 昨日、安倍晋三首相が39県に緊急事態宣言を解除しました。
合わせて、新型コロナウイルスの感染拡大をめぐり、政府の専門家会議が14日に提言した
緊急事態宣言の解除基準を伝えました。

基準は、「直近1週間の新規報告数が前の週の報告数を下回る」「直近1週間の新規感染者数が
人口10万人当たり0・5人程度以下」「重症者数が減少傾向で医療提供態勢が逼迫していない」
「PCR検査の件数が一定数以上担保されている」などが盛り込まれていました。
 新規感染者数が10万人あたり0・5人程度以下の提言の算定根拠を「感染拡大が生じる前の
新規染者数の水準に該当」と説明していましたが、この基準は「専門家がシミュレーションに
基づいた結果としてよりも、医療崩壊を起こさないため」であると理解しました。

 私たちの住む県は、依然として「緊急事態宣言」が継続されますが…、周辺に目をやると、
やはり外出自粛の巣ごもり疲れがいずこでも出ており、怨念にも似た声が多く聞こえてきます。

 このような状況の中で、国会 内閣委員会では「検察庁法改正案」が国家公務員法と抱き合わせで、
審議されています。「今回の改正により、三権分立が侵害されることはもちろんないし、恣意的な人事が
行われることはないことは断言したい」と安倍総理は答弁していますが…、モリ、カケ等の経緯を
見る限りにわかに是と出来ない、危うさを感じてしまいます。
なお、先ほど本法案の内閣委員会での採決は、来週にずれ込んだとの報道がありました。

 私たちも、極力外出を自粛し、「10ポイント」を意識しつつ、体力維持と、気分転換を兼ねて周辺の
遊歩道や、海岸道路への散歩を中心に、ストレッチ、頭の体操等々を行いながら日々を送っています。
最近は目覚めと共に、細君と共に早朝の5時頃海岸道路への散歩に出向くことがありますが、
既に多くの方がジョギング等をしている姿に出会います。





 これらの事柄を含めてコロナ禍の中でも、人々の喧騒をよそに自然の営みは着実に移ろいを重ね、
葉桜がそよぎ、薔薇やカキツバタが咲き匂う、凌ぎやすい季節を迎えています。季節の移ろいに
目を向ける心のゆとりや、感性の瑞々しさは失いたくはないものと、改めて感じています。





こんな諸々の想いを短歌に詠んでみました。
 ☆絶望の底にも希(のぞ)み探すごと コロナ禍のもと種蒔きおえる
 ☆怒りをも鎮め沈めて来たる道 コロナ禍さらに淵を深める
 ☆凪の海 朝焼け映すただなかに 小舟一艘沖を目指して
 ☆空と海 溶けゆく果てのいさり火に コロナ禍超える意気も滲むや

 ☆コロナ禍に籠れる日々は人生を見つめる時と改めて知る
 ☆ウイルスの歴史に比して人類は 新参者と慎みて知る
 ☆咲き終えて愕のみ残す浪華茨 先駆け担う矜持秘めもつ


コメント
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