四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

令和の御代よ悲しみも超え

2019年10月23日 19時11分15秒 | 日々の歩み
2019年10月6日にマリアナ諸島の東海上で発生し、12日に伊豆半島に上陸した台風19号は関東地方や
甲信地方、東北地方などで記録的な大雨となり、甚大な被害をもたらしました。
台風の接近により、関東甲信地方、東北地方では、降水量が観測史上1位を更新するなど、記録的な
大雨となりました。
特に神奈川県箱根町では、降り始めからの降水量が1,000 mmを超え、10月12日の日降水量も全国歴代1位と
なる922.5 mmを観測しました。

2019年10月22日現在 NHKが各地の放送局を通じてまとめたところ、台風19号で亡くなった人は
全国で84人となり、9人が行方不明となっています。また、71河川が決壊したとのこと。
多くの人命を奪い、深い爪痕を残した今回の台風ですが、年々むごさを増しているとの印象があります。
この台風で命を落とされた多くの御霊のご冥福をお祈りするとともに、被災され今なお不自由な
生活を余儀なくされている皆様にお見舞いを申し上げます。

お見舞いを込めて芙蓉の花を掲載します。


この台風一過に、いつもの遊歩道を細君ともども散策してみましたが、台風や潮風にたたかれた草花は
悲惨な状況になっていました。それでも健気に立ち直り咲き継ぐ花のいくつかを見ることが出来ました。
未だ酔芙蓉が一抹の寂しさを抱えながらも楚々と咲き、浜木綿、ブーゲンビリア、ノウゼンカズラ等
夏の花も健在でした。それでも秋を告げる金木犀も満開となり雅な香りを漂わせ、シュウメイギク、
ホトトギス等秋の花も咲き初めていました。そんな花のデジイチ・スケッチを、チョイスし載せたいと
思います。







なお、昨日は天皇陛下が即位を内外に宣言される「即位礼正殿の儀」が行われました。
台風の余波もあり、朝から冷たい雨が降り続いていた東京の空も儀式の直前に雨も上り、
鮮やかな虹がかかりました。まさに令和の世の吉兆を示すかのように…。
天皇皇后両陛下は、「即位礼正殿の儀」に参列した外国からの賓客など、およそ400人に
即位を披露し、祝福を受けられました。私たちも国民の一人として、心からお喜びを
申し上げたいと思います。

「即位礼正殿の儀」の前に東京の空にかかった虹に寄せて短歌を詠んでみました。
 ☆ 暴風雨 越えてかかるや虹の橋 令和の御代よ悲しみも超え
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