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四季の彩り

季節の移ろい。その四季折々の彩りを、
写真とエッセーでつづって参ります。
お立ち寄り頂ければ嬉しいです。

「災害復興モニュメント」

2013年03月18日 19時26分29秒 | 鎮魂
東日本大震災から二年目となる3月11日。私が現在勤務する会社の管理する「くりはま花の国プール」併設の
園芸室(温室)で「災害復興モニュメント」の完成披露式が行われました。
同時に市民の皆さんに一般公開を開始しました。

大震災の被災地、宮城県東松島市から津波に遭い枯れた松の木を譲り受け、 横須賀建設業関連団体協議会の
皆さんを始め、多くの市民ボランティアの皆さんのご協力を頂き「災害復興モニュメント」が完成致しました。

松の木を譲り受けた経緯は、既に読売新聞、東京新聞を始め多くのメディアで報道されていますので省かせて
いただきますが、災害復興に寄せた有志の方々の熱い思いが横須賀の地と、東松島市を結ぶ確かな絆と
なったことは事実だと思っています。

モニュメントは全長約5メートルの松の木を防腐処理し、ランやカトレアなど約40種類の花々が枝に
着生するよう括り付け、黄色やピンクで彩り、鎮魂と復興に向けそれぞれの方の思いの篭った
「活きた芸術作品」とも言える素敵なオブジェに仕上がっています。

一般公開により、多くの市民の皆さんにもご覧頂いておりますが、ご覧頂いた皆様とともに、
この震災の辛く厳しい経験を教訓として、長く記憶にとどめ併せて被災地の一日も早い復興を
祈念したいと思っています。

写真は蘭の花を着生させた「災害復興モニュメント」です。
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一陽来復

2012年01月01日 19時44分47秒 | 鎮魂
一陽来復

今年もよろしくお願い致します。

今の思いのすべてを、掲載の写真に込めたいと思います。
(横須賀市大津諏訪神社 震災復興に込めた想いです)

みな様のご多幸とご健康を心からお祈り申し上げます。
コメント (2)
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「歳晩の祈り」

2011年12月30日 13時24分33秒 | 鎮魂
大震災とメルトダウンを伴う原発事故に見舞われた2011年も明日は大晦日となり新たな年を迎えます。
 しかし、未だ帰らぬ人を思い毎日浜に出て待つ人、遠い地にあって帰れぬ故郷を思う人、目の前で波にのまれたわが子の姿を日々思い出す人・・・等々の存在を思うとき、新たな年が一つの出発点となってくれることを祈らずにはおられません。

 3月11日から被災した方々と「共にある」ことを胸に刻みながら、自らがなすべきことを自身に課し息の長い支援をと心がけつつ、仕事の合間を縫って支援活動、義捐金募金、支援ボランティア等々に日々を送ってきたつもりですが…。自らの持ち場で最善を尽くすことの大切さを改めて教えられた日々でもあったと思っています。そして、振り返ると自らにできたことの小ささに愕然とした思いにとらわれています。

 震災と原発事故を乗り越えるべく払われた多くの人々の尽力と労苦に改めて敬意を表したいと思います。新たな年は飛竜にも似た勢いをもって復興が進みますよう祈りたい思いです。

 3月11日以来続けて参りましたが鎮魂の花として、歳晩の彩どりを示す花を「歳晩の祈り」としてささやかながら載せたいと思います。
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小さな秋 そして「月下美人」

2011年09月17日 21時21分39秒 | 鎮魂
仲秋の名月。その季を過ぎても依然として真夏日が続きさらに二つの台風が
列島を襲うかにうかがうという状況。
日本列島はまさに異常気象が通常になりつあるとの印象をもちます。

それでも、周辺に目をこらすと確かに季節は巡り、小さな秋を感じさせる萩や
コスモスといった秋の花々も密やかに咲き始めています。

3.11から半年を経て、さらに10年の節目を迎えた9.11。これらによって
尊い命を落とされた方々の、み霊を癒す「花明り」になればとの想いで、
今回も鎮魂の思いを秘めつつ「小さな秋」を象徴する花々をスケッチさせて
頂きました。

また、前回も触れましたが、これらの災害と事件を踏まえ「胡蝶の夢」では
ありませんが、健気に咲く花々をひらひらとさすらい舞う蝶を見ると、
人の世のはかなさと、それゆえに生きている今を愛おしみつつ大切にして
いかねばとの想いに強くかられます。

また、仲秋の名月が中空に輝く日、偶然にも我が家の「月下美人」が
再度開花しました。
異なった株とは言え、仲秋の時を選び、その月光を浴び神々しいまでに輝く
純白の大輪の花。
降り注ぐ月光の下で見る月下美人は、その雅さとともに鎮魂の思いを
さらに深くする静けさをもっていると感じました。
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「花明り」に

2011年09月01日 21時17分15秒 | 鎮魂
3.11の東日本大震災から炎暑の八月を経て今日から九月。

震災から間もなく半年の日々を数えますが、復興もようやく緒に
就いた状況でしょうが、亡くなられた方々のご冥福を改めて
祈らずにはおれません。
依然として厳しい避難生活を強いられている人々、さらに友人達の
現実に触れ粛然とした思いに包まれます。

季節ごとに被災者への鎮魂の思いを込めてデジイチでの花の
スケッチを行ってまいりましたが、思い先行でなかなか
作品に思いをのせることは叶いませんでした。

せめてみ霊を癒す「花明り」になればとの想いで、今回も白い花を
中心にスケッチさせて頂きました。

また、大震災を踏まえ「胡蝶の夢」ではありませんが、ひらひらと
舞う蝶を見ると、人の世のはかなさと、それゆえに生きている今を
充実していかねばとの想いに強くかられます。

「花と蝶」は難しい被写体ですが、そんな想いも込めて蝶も含めて
花を撮って行きたいと思っています。
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