なあむ

やどかり和尚の考えたこと

雲水道中記ー永平寺から最上へー 25

2009年12月10日 16時15分34秒 | 雲水道中記

3月31日。

良寬さんの生誕地「良寬堂」。宿で失敗したお陰で良寬さんにめぐりあえた。

新信濃川沿いで五合庵を見つけたのも、偶然と言えば偶然。

せっかくだから看板をたよりに上っていった。

国上寺から下ったところでようやく見つけた。

Gogoan_pic さすがに随分と山の中だった。

「ぬすびとに 盗りのこされし 窓の月」

山道を登る途中、畑で遊んでいた子どもたちが私を見つけて、照れながらも合掌してくれた。良寬さんの人徳が今も残っているのだろう。

だいぶ遠回りしてしまったことになるが、五合庵に出会えただけで感激。

岩室温泉まで行こうかと思っていたが、無理だった。観音寺温泉に泊まる。

山荘「竹武」。料金が高いが、このあたりではしかたないのだろう。

草鞋を脱いで、2階に上りかけたとき、「あのう、お食事は」と聞かれた。「えっ」と言うと、「生物でも大丈夫ですか」と。修行の身だから精進料理なのかと思ったのだろう。「何でもいただきます」と言うと安心したようだった。

その後に「あの、お飲み物は」と聞かれて、「ビール」と喉まで出かかったが、さすがに言えなかった。料理は最高。

明日は4月。

出雲崎~観音寺温泉 30㎞。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿