わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

深夜のドライブ

2014-04-24 | 犬と猫、たまに人間の息子
 いやはや参った!

 昨日も毎度のごとく定時で退社し、世にも適当な手抜き夕食を済まして、とっとと寝ようとしたのですが、愛犬モカの咳が止まらない。むせたようにケホケホと乾いた咳をしては、吐こうとするので、最初は慌てて食べ過ぎて気管に詰まらせたかと思ったのですが、数時間経っても咳は治まりません。当然、もう通常の獣医さんは閉まっていますから、大きな隣町のデイトンにある、24時間オープンの応急手当(Urgent Care)の獣医さんへ行くべく、丑三つ時に他に行き交う車も少ない夜の高速を東へすっ飛ばすこと小一時間。電話では、州道の35号線を使うように説明されたのですが、この道は危険だと警告されたことがあるので、遠回りして州間高速を使いました。暗い田舎道を慎重に運転するより、高速を飛ばすほうが性に合ってるし。

 検査と診察の結果は、犬伝染性気管気管支炎。大仰な病名ですが、アメリカでは「Kennel Cough」と呼ばれており、その名の通り、ケンネル等の犬がたくさん集まる場所で空気感染する、犬のインフルエンザのようなものなのだそうです。ですから、犬をケンネルに預ける前には必ず、ボルデテラ(Bordetella、敗血症菌)のワクチンを要求されるのですが、これは100%有効とは限らないのだとか。モカがお犬様リゾートでバケーションを楽しんだのは2週間前ですが、恐らく菌はずっと潜伏していて、木の王から急に冷え込んだのが引き金となって発症したのかも?と、獣医さんが説明してくれました。ワクチンを受けているので軽症で済むはずだけど、悪化すると肺炎を起こすこともあるので、念の為に構成物質と咳止めの薬を出して頂いて、お代は128ドルなり。痛いわ-、出費続きだわ-