わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

散歩してたら肺が落ちていたらしい

2012-06-11 | 時の話題
 まぁ色々と素っ頓狂なことが日常茶飯事となっているLAですが、新聞によりますと、LAのコンプトン地区で女性が散歩をしていると、歩道の脇に一対の肺が落ちていたそうです。その女性は、その肺の写真を撮って警察に連絡。その後、この肺は人間のものではないと判断されたそうですが、それでも、道に肺が落ちてるってどうよ?それに、携帯だか何かで写真を撮って、「こんなん落ちてましたけど」って警察に届ける女性も肝っ玉が座ってるというか何というか… 私なら、冷静に写真なんか撮れなかったと思う。

 グーグルで、現場のストリートビューを見てみても、大通り横のごくフツーの場所で、薄暗い路地裏とか裏通りじゃないってのが更にヘンさを増してると思う。しかし、これって、「Hello! I am lungs!」とかって一目でわかるような状態で道の上にでん!とあったのかったのかしら?動物のものだったとはいえ、第一報では人間のものかどうか不明ってあったんだから、それなりのサイズだったんだろうと思うし。ああ、謎だ…

 映画などで出てくるLAは、マルホランド通りやベバリーヒルズなど豪邸の立ち並ぶ瀟洒な通りや、サンタモニカピアやサイドウォークといった陽光溢れるビーチだし、LA観光といえばユニバーサル・スタジオにディズニーランドといったアトラクションや、ハリウッド、ロデオドライブ等のセレブ感たっぷりな場所で、なにやらキラキラしたイメージのあるLAですが、実際には、LAの殆どはなんとなく埃っぽくて、少し古ぼけた街だと思います。

 私が初めてLAを訪れたのは、引越しが決まって、家探しのためで、住宅地巡りから始まったからかもしれませんが、もっとパァーッと、明るく華やかな所だと思ってたので、なんだフツーの街やん、と、やや拍子抜け。東海岸から少しづつ西に向かって、西海岸にたどり着いた私の正直な感想は何故か、「大阪に似てる」でした。私は元々が大阪の出身なので、どこか懐かしさを感じたのかもしれません。でも、大阪に肺は落ちてないぞ!

 と、いうのも、図書館に何冊か「美味しんぼ」があるので、大阪編を借りてみたことがあるのですが、大阪の代表料理がホルモン焼きみたいな扱いで、意外だったことがあるのです。関東の人の大阪の食べ物イメージって、焼肉だったの?と。育ちは阪神間だけど、生まれは大阪の私的には、大阪の食べ物といえば、粉物系でたこやきやお好み焼き、押し寿司、出汁が命の薄味の煮物、汁物だと思ったので、そういったメニューが漫画で紹介されるのかと思ったら、何か違う方向でがっかりしたんです。

で、繰り返しますが、大阪の路上に肺は落ちていない!と、思います。