わにの日々-中西部編

在米30年大阪産の普通のおばさんが、アメリカ中西部の街に暮らす日記

図書館大好き

2012-06-07 | 日記
ブラッドベリ借りようと思って図書館行ったら、見事に貸し出された後だった。ちぇ、皆考えることは同じか…

 サウスベイは全米でも日系人口が一番多い市です。特にトーランス市は、日本企業のアメリカ本社が多く所在し、日本人も多いので、市立の図書館にも日本語本の棚が設けられ、日本の雑誌の貸出も出来ます。私は毎月、自分じゃ絶対買わない「家庭画報」を借りては、おハイソなマダム気分で眺めています。来月は日本に帰るので、旅行雑誌を借りてきて、行きたいところやお宿もチェックしました。

 トーランス市図書館は、メインの本館に加え、市内に5件の分館がありますが、その全てに日本語の棚があります。どこでも借りられて便利なようだけど、一箇所に纏まっていないので、全館見て回らないと何があるのかわからないという欠点もあります。シリーズ物が分散しているのは未だ許せるとしても、村上春樹の「1Q84」なんて、一体何のイヤミなんだか、3冊が別々の図書館にある。日本語の本は「Japanese Adult Book」としかカタログ化されていないので、図書館間の取寄せが出来ず、それぞれの図書館に行かないと3冊揃わない(ちなみにその3館はメイン、ヘンダーソン、サウスイーストです。ご参考まで)。他にも、人気の東野圭吾はメインに「プラチナデータ」があるけど、一回の外国語本の棚じゃなくてなぜか2階の子供向け外国語本の棚にある、「スラムダンク」と「タッチ」は全巻揃ってるけど「あしたのジョー」は後半巻しかない等、色々と謎はありますが、異国にいて日本語の本が借り出せるのは凄いよね。

 映画のDVDや音楽CDも、どうしても見たい最新作、欲しい新盤以外は全部、図書館で借りちゃう。この頃は、息子たちと一緒に古典化した(トホホ…)7、8、90年代の作品や、今まで気になってたけど何となく見逃していた名作を観たりして、ムービーナイトを楽しんでいます。子供の頃、TVの◯曜洋画劇場で見た懐かしい作品や、何度も見たけど実は一度も通しで鑑賞したことない作品(これが結構多い。「デルタフォース」とか一体何回見たかわからないけど、一度も最初から終わりまで見たことなかったw)、題名だけ知ってる作品等々。名作と呼ばれ、公開後何十年か経っていてもDVDになって販売し続けられているような作品は、矢張り時を経ても鑑賞に耐えうるだけの魅力があるのだと感じさせられます。スティング、ゴッドファーザー、パピヨン…話の内容は今更全部判っていても、CGなんてなくても、息を呑まされるし、今時の若いもん(うちの息子、16歳と13歳)を夢中にさせる。

 それでも、ここ半年程そんな風に毎週3~4本、新作じゃない映画を見てるんだけど、見終わった後は感動してても、暫くたってから印象に残ってる作品って少ないんですよね。中には、途中で見るのやめちゃった映画もあるし。それでもタダで借りたんだから文句なし!ありがたや、ありがたや…