タイムマネジメントでは細かくスケジュールを立てて、
全てそのスケジュール通りに行動しなければならないような、窮屈なものではない。
よほどのことでもない限り、
「分刻みのスケジュール」などは立てなくてもかまわない。
ただし、毎日の中で発生する「自分がやるべき仕事」を書きとめたり、
仕事の進め方を考えたりすることは必要となる。
そのためにツールの選択は重要だが、ツールに使われてはならない。
いわゆるツールの達人やツールの宣伝文句に惑わされてはならない。
ツールは自分なりに工夫して、加工し、使い勝手を良くしなければ長くは続かない。
タイムマネジメントスキルは、困ったときに活用するスキル」ではなく、
「困ったことにならないにように、普段から実践しておくスキル」である。
別の表現をするならば、処置や治療ではなく、予防のスキルといってもよい。
仕事の期限が迫ってきたところであわててそのスキルを思い出して実践しようとしても、
十分な効果は得られない
タイムマネジメントは自己管理の一部といってもよい。
実践し効果をだしていくには、習慣としてそのコツを身につけることが大切である。
一人ひとり、仕事の環境も好みも違うのだから、
やり方は人それそれでもよいが、
良い習慣を身につけ、やり続けることで良い状態を保つことができる。