営業活動には「こうすればうまくいく」というノウハウに関するルールや情報が、
あまりにも整理・共有化されていないのに驚かされます。
共有化されているのは、「売上数字を上げる」というルールだけ。
個人個人の中には経験の中から、なんとなくルールらしきものは根付いてはいます。
「オレがルールだ」といったベテラン社員もいます。
しかし共通のノウハウやルールの整理・共有はありません。
「イヤー、ウチは個人商店の集まりなんで・・」と、
自嘲気味に云われる企業もありますが、それがどことなく自慢げの様子。
問題が起きれば、個人個人が臨機応変に対応し、事なきをえている。
それでもなんとか期間内には、
個人個人の長年の経験の中で、成果を上げ、その場をのり切っている。
これは名の通った大企業でも、いまだに見られる現象です。
確かにルールがキチョット決まっていて身動きの取れないのに比べれば、
(これはこれでまた大きな問題なのですが・・)これは、ある種の強みではあります。
しかし環境が急速に変わる局面では、
積極的にノウハウや情報を共有化する仕組みを持たないと、
個人商店の集まりではその対応力を超えてしまうことがあります。
個人商店的であるがゆえに、
組織的な動きがとれないために、競合他社に遅れをとってしまう危険性があります。
人が介入する要素の多いのが営業の特徴ですが、
よーく見てみますと、かなりの部分は整理・共有化ができる筈です。
そこをよく見ながら、当社の特徴を活かした営業システムを構築しましょう。
営業システム構築コンサルティングの冒頭に話しました。
これからその内容を、
ブログ(マーケティング&セールス)の中で、順次述べていきます。
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