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聴けないことの言い訳には・・

2010-11-12 07:11:33 | 人的資源開発&研修あれこれ
人の話を本当に聴いているだろうか・・・?

初めのうちは熱心に聴いてはいるが、知らないうちに上の空、
心はどこか別のところをさまよっている、こんなことはないだろうか。

実は、これは誰にでも起こること・・

一般的に私たちのコミュニケーションに関する能力を調査すると、
話す速度は毎分平均400字~450字で、
説明したり指示したりする場合には1分間に300字~350字程度になると云われる。

これに対して、聴く速度はなんと約5倍の2,000字~2,250時程度となると云う。

だから相手が話している間、
私たちの頭はどんどん先に行って、相手の話を全て聴く前に、自分で完結してしまう。
時には正しく、時には実際の話とは違ったふうに。

実際に私たちが聴いたのは・・、
自分が想ったことを自分の心に語ったことであって、相手が語ったことではない。

これは人間の特性。
しかしだからと云って、人の話をうまく聴けないことの云い訳にはならない。

次にチェクリツトをあげました。
日頃のあなたのコミュニケーションをセルフチェックしてみてください。

①人の話しを聴いているときに、その話をさえぎることがよくありますか。
②話し合いの最中に、書類などをながめていることがありますか。
③話を終わりまで聴かないうちに結論が出ていることがありますか。
④相手の話に興味がないことをボディランゲージで表わしていることがありますか。
⑤自分の聴きたいことだけ聴いて、ほかのことは聴いていないことがありますか。

⑥聴いていることが耐えがたいという気持ちを態度に表すことがありますか。
⑦聴いているよりしゃべっている時間のほうが長いですか。
⑧話し合いの最中に、ぼんやりほかのことを考えていることがありますか。
⑨相手が話している間、どう答えようか、どう反論しようかを考えていることがありますか。
⑩話し手があなたに反応して欲しいというサインを出している時に、それを無視することがありますか。

「はい」という答えが一つでもあったら・・聴くスキルの向上に真剣に取り組む必要がありますね。

部品メーカーの「人と組織を動かすコミュニケーション」訓練のヒトコマでした。


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