白井万沙之のビジネス進化塾 確かな未来づくりを応援します!!

人材育成と活用・組織マネジメント・マーケティング・シニア創業起業の教科書!!

W杯経済競争!真の勝者は・・

2010-07-06 05:11:37 | 営業革新・マーケティング&セールス道場
サッカーW杯南アフリカ大会が、岡田ジャパンの活躍で盛り上がっているが、
今日は、このW杯にまつわる新聞(日経産業新聞 眼光紙背 10.7.5)のコラムから。

そこでは、今回の南アフリカ大会の真の勝者は中国だと云っている。

会場のすべてを埋め尽くす音で一躍有名になった、あの民族楽器「ブブゼラ」。

プラスチック製ブブゼラの9割は中国製、
生産地の広東省などでは注文が殺到し、ブブゼラ景気に沸いていると云う。

また、公式球「ジャブラニ」の多くは中国内陸部で作られ、
公式マスコット「ザクミ」人形も大半が中国製。

さらに、灼熱の太陽から目を守るサングラスや、サポーターが懸命に振る国旗も。

会場には中国製があふれている。
視点を変えてみれば、中国製なくしてW杯ならずの様相。

アフリカで中国は徹底的な資源外交を展開しており、
政府の支援を受けられる中国企業はW杯を機にさらに台頭するだろうと述べている。

中国は「ものづくり」でW杯に参戦し、大きな存在感を示している。
メイド・イン・チャイナが大会後の勝者になる可能性は高いと、そのコラムは結んでいる。

ものづくり大国、ジャパンのも過ってはその勢いがあった。

サッカーの大活躍はまことに喜ばしい限りですが、
その底流に流れる異質の競争に目を転じると、背筋が寒くなってくる。

日経産業新聞のコラムを目にして、
メイド・イン・ジャパンの勢いに一抹の寂しさを感じました。