クラッチレバースイッチとは
左スイッチのレバーホルダー部に付いているコードが付いたスイッチ
何の役目をしているかというと安全装置
クラッチレバーを握っておらずギアが入った状態ではセルモーターは回らず、クラッチレバーを握るとセルは回るようになる
このスイッチが付いていない場合(↓)や
壊れている場合
うっかりギアが入ったままでクラッチレバーを握っていない場合にセルを回してしまうとバイクは前方に動いてしまい「おっとっと!」と場合によっては転倒の可能性もある。
いちいちニュートラルにしてからエンジンを掛けないといけない
※付いていない場合で配線に小細工して常にセルが回るようにしているものもある。
交換方法は
クラッチレバーを外し
ヘッドライトケース内の接続部を外し
レバー側へと抜く
外れたらレバーブラケット内部を掃除クラッチワイヤーとスイッチ穴との間に溝があるので良く分かるようにしておく
新品のスイッチを穴に差し込みます。
スイッチの端に凸があり、溝に入るように位置を事前に合わせて
奥まで押し込むのだが、道具を吟味して欲しい
変な道具を使いプッシュスイッチ部にダメージを与えると意味が無い
先端がフラットで径が合う道具を使う
自分はピンドライバーを使っている
キチンと溝に入ったか確認
ヘッドライトケース内で配線を繋ぐが
配線の色に注意して欲しい
現在メーカーから出る部品は統合により当初の部品番号とは違うものが来る
35360-341-000→35340-329-003
35340とはブレーキスイッチの品番
ということで配線の色が黒と緑/黄、本来は緑と緑/赤
ヘッドライトケース内でメインハーネスと接続するが
メインハーネス側の緑と緑/赤に接続する
ただのON/OFFだけの2極スイッチなのでどちらに繋いでも大丈夫
クラッチレバーを組んで作動確認するが、必ずセンタースタンドで確認する
メインスイッチONにしてギアを入れニュートラルランプが消えたのを確認し
スターターボタンを押してセルが回らない、クラッチレバーを握って再度スターターボタンを押しセルが回ればOK
サイドスタンドしかない車両ではジャッキなどでうまく後輪を浮かせれば良いのだが、
バイクに跨ってやる場合はクラッチレバーを握っていない時にスターターボタンを押して万一セルが回ってしまうと車両が動いて支えきれずに転倒なんてことになるので注意して欲しい
失敗例
強く押しすぎて凸部分を破壊した例
新品との比較
左が壊したもの、右が新品
樹脂で出来ているため手で押して止まる所でストップ
叩き込むと安易に壊れますのでご注意ください