4月29日から5月6日まで、エデュコはGW休講となります。新学年に移行し、ここまで、小学3年生は3回の、小学4・5年生は10回の、小学6年生は9回の履修を終えました。新たに、エデュコで学び始めた方々の家庭学習も、軌道に乗ってきたと感じます。
さて、GW休暇は、ホッとできる期間でもありますが、ここまでの履修状況を踏まえて、①1週間学習スケジュールの再考、②既習範囲の復習、③5~7月分の予習、④特定学習の実行、などを試みてはいかがでしょう。
②、③の具体的作業案を述べてみます。
<国語>においては、どの学年であっても、これまでの回期の漢字テストにおける間違い例文の書き直し、手がける教材のやり残し完成などはしっかり手掛けましょう。
5年生以下であれば、エデュコのお勧め図書から1冊読んでみることもできるでしょう。
<算数>においては、どの学年であっても、5~7月期の例題予習をお勧めします。3~5年生にとっては、まだまだ受験学習の序盤に過ぎず、ふり返って完全に仕上げることよりも、先の展開に勢いをつけることが優先するのは言うまでもありません。
6年生にとっても、7月をもって一定の履修完成に至るわけで、例えば、立体図形に関係する例題の予習を手掛かりに、図形を描きながら考えることを主眼にした予習学習などをお勧めします。
<理科・社会>においては、4年生の場合、演習問題集を利用し、既習範囲の「まとめてみよう!」を完成させることです。夏休みの宿題として予定しますが、範囲が広いことから、既習範囲に限れば、GW期間中に手がけておいた方がよいでしょう。もちろん、既習範囲の「練習問題」まで手が回れば、それに超したことはありません。
5・6年生においても、同様に、サブノートの既習範囲を完成させ、授業チェックシートの間違い直し、総合回テストの間違い直しは済ませておきたいものです。
④の特定学習として考えられるものは、「白地図を使った地理の整理」、「歴史年表の作成」や「日本国憲法の確認」という、日頃手掛けにくい作業を行うことです。
たとえば、「白地図学習」であれば、Ⅰ-山地・山脈・平野・川・半島・湾というような自然分野、Ⅱ-都道府県の輪郭確認と県庁所在地・主要都市・主要交通網、Ⅲ-農林水産業の様子、Ⅳ-工業の様子、などごとに複数枚の白地図で整理することができます。
「歴史年表の作成」であれば、巻物風に仕立てるのではなくノートに作成します。予習シリーズ5下の巻末を参考にして、時代ごとに分節化して書く方がすっきりします。
この際の時代の区切りは、予習シリーズの回期を目安としていいでしょう。つまり、回期ごと、説明本文に記述されている年号や時代区分を拾い上げ、巻末の要領で自分なりに整理してみる作業になります。
「日本国憲法の確認」であれば、予習シリーズ6上の巻末資料の「日本国憲法」を読み通して見ることです。条文にはルビが振ってあり、用語説明もされていますから、読めないことはありません。ただ、どれ位理解できるかといえば疑問です。
そこで、個人的にお勧めしたいのが、『復刊 あたらしい憲法のはなし』童話屋編集部 童話屋(2010)です。本書は、1947年に文部省が発行した中学校1年生用の社会科の教科書で、その時代ならではの表現に戸惑う部分もありますが、条文解説でない、分かりやすい理念説明であり、予習シリーズの論理的な補足説明になるものと評価できます。手のひらサイズで本文70ページ(300円)ですので、購入してみてはいかがでしょう。
GW休暇中は、実行可能な学習を、選んで手掛けてみてください。
旅行等に出かける場合、教材をあれこれ持参するのをやめにして、楽しんできてください(このGW期間中に是非やってほしいと主張しているわけではありません)。旅行でも、勉強でも、いい充電期間になりますように。