きぼう屋

生きているから生きている

共に生きる

2009年04月04日 | ホームレス支援のこと
本日午後は
ホームレス状態の方々など生活困窮者への
総合相談会を教会を会場に実施しましたが

まずは献身的な奉仕をしてくださったボランティアの皆々様に心から感謝するばかりです

内科医に歯科医
看護師に福祉士
弁護士に司法書士
などなど
総勢44名のボランティア

そして相談に訪れた人に
複数のチームで
懇切丁寧に
対応してくださいました

わたしは全体を見る人間として
もっとも気楽に楽しく相談にこられた方々とおしゃべりをしておりましたが
真剣に相談に乗っている方々はさぞ大変だっただろうと思います

でも
当事者もボランティアも輝いておりました
本当に見事に

本日のボランティアは
たまの休日をこういうかたちで過ごす人たちですから
それはそれは只者ではないわけです

目の奥に深みと重みを見ることができるし
下っ腹がすわりつつ柔軟であることが見て取れる人たちです

こういう人間が44人も集まるという時点で
京都の困窮者とのかかわりは
明るいと言えます

この一人ひとりから染み出している事柄は
近くにいる人たちに伝わざるを得ないだろうと思います

まず出会うこと
そして目を合わせて語り合うこと
さらに最初の一歩を一緒にはじめること

ここまでは精度も大変高くなってきました

次は

当事者と仲間となりずっと共に歩み続けること
という
もっとも困難なテーマがたちはだかっております

なにゆえに困難かというならば

べつに経済的な困窮者でなくとも
ほとんどの場合
ずっと共に生きる仲間を獲得することはできていないからです

この間
いろんな教派の教会によばれておりますが
ウチの教会もふくめて
どの教会でも
実は共に生きることがなかなかできないということ
同じ教会のメンバーでありながら行き来や対話がないということ
が重大なテーマとなっておりました

でも
それでも教会はまだ共に生きていると言うしかないほどに
世間一般はそれぞれ孤立しているケースが多いのは事実です

共に生きるということは
大変低レベルで各共同体がもがいているというところのようです

これは大変です

だから

次のホームレス支援は
実は全市民支援ともなる事柄なので

とってもむずかしいけれども
しかし
具体的にやるしかないのです

というわけで

京都寄り添いネットは
そのあたりまで視野に入れることができるよう
機構改革を秋にしたいと願い
準備を開始したところです



本日相談された方はみんな大満足と言ってくれました
それぞれなにかしらの困窮から解放されます

もう週明けには
相談した人とされた人が
一緒に必要な場所に行きます

祈ります
なにしろ祈ります

そしてまずは本日の疲れがめいめい癒されますように


では明日の礼拝準備にかかりますか・・・