きぼう屋

生きているから生きている

SWその2 ことばのむこうのことば

2009年09月26日 | 教会のこと
21日は関西地方教会連合信徒大会でありまして
朝6時に家を出て8時15分に神戸教会へ
15分の遅刻

すでに他の役員は到着しておられ
会場設営も順調に進んでおりました

感謝感謝で
すみません

講師は加藤享牧師

大ベテラン

なのにわたしは
今回の大会のすべての印刷において

享を亨としてしまっており

講師紹介で謝罪から入るということになったのでした

「すみません みなさま 横棒をいれてくださいぃぃ」

先生の講演は相変わらず分かりやすくパワーのあるものでしたが
いつもよりもちょっと整理されていて
ちょっと遠慮ぎみ
でもありまして

事前の打ち合わせでたくさんの議論をしたことが
ちょっと先生の自由さを奪ったかもしれないなあ
と反省もしつつ

でもそれでも
けっこうすれすれの発言も出ていたので
ちょうどよかったかなあと思いました

先生は計算して話す人ではなく
言葉を自由に操れる人でもなく
ただただ正直に正面から情熱でもって話す
という方ですので

いやいや
日々の行動もそうですので

どうしても評価が分かれるタイプなのですが

しかし
この間
わたしは今の日本のキリスト教会における評価方法に
おおきな疑問を抱いている者なので

評価に関係なく
講師に立っていただきたかったわけです

つまり
計算高く
言葉を操れて
失敗を隠すことができたベテランは評価が高く

正直でまっすぐな方は
失敗が全国的に広まってもいるので
評価が低かったりします

神学の論理部分での失言も確かにそういうタイプは多いのですが・・・

しかしわたしの評価は
まっすぐであること
情熱あふれていること
を大前提とするものでありまして

さらに
それがいつも他者のために用いられている
となってはじめて
その方の話を聞きたいと思うわけでありまして


そういう方の語ることばは
その方の歩みをこちらが追体験するなかで
言葉の意味を超えたところのことばを発見するというところで
すごいことが起こるわけでありまして

今回は
それを
関西のみんなで味わいたいと思ったわけです


加藤先生タイプの方のお話は

いろんな抽象的な考察なんぞはほとんど興味なく
そういう話をされてもちんぷんかんぷんだけど
生活の中に響くことばはキャッチできる
という方にはとてもウケます

また
抽象的な議論をこなしながら
しかしそれらが原理になることをゆるさず
生活に響くことを求め
生活のことばと抽象的ことばをいつも行き来できる方にも
これまたウケます

しかし
抽象的なことばを原理にしてしまう方には
その原理にはまることばを語ってくれるタイプではないし
そもそも原理からははずれてしまって
ある意味語られた発音をそのまま理解するとなると
キケンなことばを語ってもいるので
これはウケマセン
というか
拒否反応を起こすことになると思います

でも
今の関西の問題点としてわたしが考えるのは
こういう原理が飛び交っても宙に浮いている
ということなので

今回は加藤先生にどうしても話していただきたかったわけです

つまり
発音や文字のまんまのことばでなく
そこの背後にあることばを聞く
というところにこそ

キリストのわざ

があることを

知りたいと願うわけです


さてさて

しかし今年の連合は
各委員会
各会が
まっすぐ情熱をもって活動をしてくれています

うれしいのは
各教会への直接訪問が増えていること

こういう取り組みが
あらゆる企画で人数が増えていることにつながっているはずです

わたしは感動し感謝しております

そういう中で
役員選挙方法に関しては
今回の大会のなかで臨時総会を開催して
規約を変更して新しくすることにしました

民主主義や各個教会主義
という従来の方法から
「主義」
をとって
民主と各個教会を大切にする
という中で
しかし現実的に
正直さと情熱を見失わない制度
に作り変えたわけです

そもそも
制度や法というのはそういうものだと思います

律法は大事だけど
律法主義は批判されるわけです

なにしろ
従来のルールの中で

教育委員会が
一年間まったく活動をしなかったというときがありまして

この時点ですでにルールは形骸化していることが発見されていたのですが

そのときの候補者を推薦したのも受けたのも
ウチの教会メンバーだったので

わたしが会長の時に
それを徹底的に反省し謝罪し
役員選挙方法を変えたほうがいいわけでありまして
(他の方ではやりにくいでしょうし)

今回すませてしまいました


これが機能してくれれば
関西地方連合の諸教会・伝道所はもっともっと
互いに励ましあい慰めあい
共に生きていけるのだと思っております


信徒大会も多くの出席を得て無事終えることができ
感謝感謝でした

今年は
連盟の教会教育研修会や
プロテスタント宣教150周年の神戸での記念礼拝と重なって
そちらに行かねばならない方々も多かったのですが
にもかかわらず
信徒大会にもたくさん集まられて
正直びっくりしました


片付けを終えて
京都に戻って
先に戻っていた青年たちと
教会の斜向かいの「くれない」に行って
打ち上げをしました
(前日に引き続き・・・)

気分的に
生の大をすぐに頼んでしまいました

さらに
日本酒をたっぷりと・・・


という21日でした

というわけで
次回は22日のことを書きます

ではでは