視人庵BLOG

古希(70歳)を迎えました。"星望雨読"を目指しています。
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武蔵野市寄付講座「古の世界を掘り起こした人々ー情熱と陰の力(その1)」

2007-09-02 05:27:59 | 星望★雨読
9月にはいり酷暑も一段落した昨日、中近東文化センターの武蔵野市寄付講座「古の世界を掘り起こした人々ー情熱と陰の力(その1)」第1回を受講してきた。

<配布されたレジメより>
2007年度講座のテーマ全体
広い意味での「考古学」、「発掘」、「考古学者」
”掘りおこすこと”すなわち発見ー歴史、遺跡、文献、人、自分を掘りおこす


講師の池田裕先生(中近東文化センター常務理事)はいつものウエットに富む(?)話し方でこの講座全体の狙いを説明された。
専門外への寄り道のこと、歳をとってから学ぶことへの勇気をいただく内容だった。
放送大学全科履修生第3年次編入(自然の理解専攻)の合格通知書も届いたし、あと10年、70歳までは自然科学を勉強し、それからは本格的に西アジア史を勉強するか。それまで眼が視えているか?(笑)

<講座内容>
① 9/1 まず歩くことだ-生きた歴史地図の創造を目指した考古学者、ヨハナン・アハロニ
池田 裕(中近東文化センター常務理事)

②9/15 ファラオの階段を昇って - 日本人として初めてエジプトを発掘した考古学者、川村喜一
近藤 二郎(早稲田大学エジプト学研究所所長)

③9/29 東アジアから西域へ ー陶磁の道を追い求めた研究者の素顔、三上次男
宇都木 章(青山学院大学 名誉教授)

④10/6 指揮官は真夜中に遺跡の周りを歩く ー戦場でも学問を続けることを教えた考古学者、イガエル・ヤディン
池田 裕(中近東文化センター常務理事)

⑤10/20 本日休講。ただし用のある者は発掘現場に来れ! ー新しい学問を創る喜びを教えた考古学者、ベンジャミン・マザール
池田 裕(中近東文化センター常務理事)

⑥11/17 赤土の中からの発見 一生涯を日本の旧石器時代に捧げた在野の人、相沢忠洋
関矢 晃(日本考古学協会会員)

⑦11/24 ユーラシアを駆ける -現場に始まり、現場に生きた考古学者、江上波夫
脇田 重雄(古代オリエント博物館研究員)

⑧12/1 縄文土器は語る ー日本先史考古学の父、山内清男
高橋 龍三郎(早稲田大学先史考古学研究所所長)

⑨12/15 古代への情熱 ー古代都市トロイを探し続けた商人、ハインリッヒ・シュリーマン
大村 幸弘(中近東文化センターアナトリア考古学研究所所長)

⑩1/12 最後まで遺跡に立ち続けた考古学者 ー世界最古の商業都市発掘、タフスィン・オズギュッチ
大村 幸弘(中近東文化センターアナトリア考古学研究所所長)

⑪1/26 わずか一枚の粘土版を追い求めた言語学者 ーコンヤ・カラホユック遺跡を掘り続けたトルコ人、セダット・アルプ
大村 幸弘(中近東文化センターアナトリア考古学研究所所長)


8回以上受講すると終了証をいただけるとのこと。
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