出張2日目・・・・
1月20日 水曜日は終日仕事という事で・・・・ここに書くべき事は特にありません。
朝8時20分・・・ホテルのロビーで九州からやって来た我社の営業担当(営業所長!)と合流し、車で一路 美祢に向いました。 今回訪問した美祢という場所は 鉄道ファンには比較的馴染み深い場所で・・・それもそのはず、かつては貨物列車の要衝として それは活気のある街だったようです。 しかし、近年ではバブル崩壊に伴い 当地で採出される石灰石やセメント類の需要が激減し、貨物列車も今では 1日1往復を残すのみ、という状況となりました。 この地に再び活気が戻るのは何時の事でしょうか・・・? 自分は埼玉出身ですから 秩父の山々から採出される石灰石など、幼い頃から目にしていたので 何か不思議と共感出来る風景だったりもするのです。
かつて・・・・国鉄時代から言われてきた言葉に『「3セ」は貨物の花形だ!』というのがありました。 「3セ」とは、石炭、石灰、そして石油のことです。 これら我々の生活と切り離す事の出来ない資源輸送に鉄道輸送は活躍していました。 しかし国家的な燃料政策の転換(石炭⇒石油)や 国内産出資源の価格高騰の影響を受け、これらを産出した街と共に鉄道貨物輸送も衰退していったのです。 近年でこそ 陸上における大量輸送機関として鉄道輸送が再び脚光を浴びてきましたが、 この国における物流の歴史を振り返る際には決して忘れてはならない事であると思います。
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さて・・・話しが少々脱線しましたが 営業所長の車を使い 一般道を走る事 約40分・・・、目的地の美祢に着きました。 昨日面会した現地ディーラーさんとも合流して、午前9時30分から今回のメインイベント(要するに仕事です!)となりました。 仕事現場は いわゆる「採石工場」の一角にある事業場・・・・屋内事務所での仕事でしたので 特別寒い思いをせずに済みました・・・・。
この日の昼食は美祢駅前にあった喫茶店のランチメニュー・・・・ 地方に出向くと 食事処を探すのも一苦労します。 何せ 駅前といっても ここを通る美祢線の運行本数は僅かなもので・・・・2時間近く列車が来ない時間帯もあるような・・・そんな小さな町でした。 以前にも書いた事がありますが 地方の閑散化は本当に厳しいもので、日中であるにも拘わらず駅前には人が殆ど居ない・・・・商店街もシャッターが下りたまんま・・・・、この傾向は地方都市のさらに末端へ向うほど厳しい現状を見せ付けられる事になるのです。 今回の訪問は仕事目的でしたから あまり町には関心がありませんでしたが 「旅人」として ぶらり立ち寄るような事があったら、 それはもう 途方に暮れることでしょう・・・・まさに ゴースト・タウンのように・・・・。
昼食後、再び現場に戻りましたが、現地では この日の午後から雨模様となり、夕方には結構な降雨となっていました・・・・。
16時40分・・・当地における一連の仕事を終了・・・・(一部は明日に持ち越したものもありますが・・・)、再び新山口駅へ戻りました・・・・・。
結局、この日も新山口を離れる事が出来ずに もう1泊 当地で寂しい夜を過ごす事になるのです。
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以下・・・・その3に続く・・・・かな?