むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

時の経つのは早いもの・・・・・。

2013-01-16 22:21:00 | 工場長の独り言

鉄道関連のWEBを眺めていたところ・・・・ 東海道新幹線 700系 C1 編成が廃車のため浜松工場に入場!とのニュースが載っていました。 つい先日 300系新幹線の引退が話題になっていたばかりなのに・・・・ 時の流れは早いもので 東海道新幹線における淘汰対象は ついに700系へと移っていくのです・・・・。 ちなみにC1編成は量産先行車として1997年秋に登場・・・・、今では見慣れてしまったけれど「カモノハシ」のような顔を世に初めて知らしめた由緒ある?車両なのです・・・。長大トンネル走行時の微気圧波対策として採用されたこのデザイン・・・・・、最初に見た時は 「あ~っ、コレはないわぁ~~っ・・・」と奇異に思えたものです・・・。 元来の鉄道ファンとしては初代0系電車・・・いわゆる「団子鼻」の新幹線が源流であり、その後 バブル期を代表する2階建て車両を含む100系新幹線では 0系を都会風に垢抜けた感じ?として キリリと細長い目のしょうゆ顔に発展・・・。その後、「のぞみ」誕生とともに登場した300系電車では 0系源流からは完全に一新されてしまいました。 これは以前に300系電車の引退の際にも書いた事ですが 300系の登場時も 「あ~っ、これはないわぁ・・・」と感じたように思うのです。 新しいものには馴染めない・・・という訳ではないのでしょうが やはり 自分の中では 新幹線電車=0系 という公式が深く根付いているからなのでしょう・・・・。 そんな奇異な顔に感じられた700系電車も 時間の経過とともに 見慣れてしまう・・・ 遠路出張等で乗車することも多々あって いつの間にか愛着さえ感じるようになっていました。 そして現在はN700系へとバトンタッチ・・・・ 東海道新幹線の顔は時代とともに 着々と?進化しているのです・・・・。N700系の登場時も「こりゃ 700系のほうが格好良いんじゃないの・・・?」なんて感じてましたが 今となっては・・・あははは。

話は戻って 今回浜松工場に取り込まれた量産先行車C1編成の画像があったので 引退記念としてここに貼っておくことにします・・・ 2008年12月 東京駅での撮影。

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この時は既に淘汰が進んでいた300系のほうがメインの撮影対象だったと思うのですが、ふと前面ガラスの編成番号を観てみたらC1とあったので 「あ~っ、量産先行車だ!」って思った次第。新幹線の車両運用なんて さすがに掴めないものなので こういった出逢いは極めてラッキーなのでした・・・・。

試作車を表す9001の車両番号・・・・・

ちなみC1編成・・・・、デビュー時はC0編成と命名され? 長期の走行試験を行っていました。

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300系と700系の前頭部デザインの変化・・・・・。 高速列車特有の流線形デザインも こうして観ると大きく異なっていて 誠に興味深いものです・・・・。 

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それにしても C1編成の登場は1997年ということは 今年で満15年を迎える訳で、これは初代新幹線電車0系時代からの平均耐用年数に等しく、 今回の引退が特別早い訳という事では無さそうです・・・。 ま、同じ新幹線でも西のほうの会社では かなり長く使っていた実例がありましたけど・・・。 

今となっては東海道新幹線史上に名を残す 名誉ある700系量産先行車・・・・、引退後は全車解体となってしまうのか? せめて先頭車両だけでもリニア・鉄道館に収蔵して貰いたいものです・・・・・。もっとも その辺は当然承知されている事でしょうから JR東海さん・・・・頼みますよ!