むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

淋しい出来事がふたつ・・・・・。

2012-09-25 22:26:00 | 工場長の独り言

昭和の演芸好き?の自分としては 少々残念な気持ちになった一日でした。

ウェブでニュースを眺めていたら淋しいニュースを二つ見つけてしまったのです・・・・。

一つ目は もはや日本ラジオ界の重鎮ともいうべき 小沢昭一さんが 再び入院・・・・、お馴染みの「小沢昭一的こころ」が 過去の名場面の再放送となってしまったということ。 TBSラジオで月~金の昼間(12:15頃~12:25分頃まで)に放送されているこの番組・・・・・、今ではリアルタイムでは聴く事がありませんが 時々パソコン経由で聴いていたりしていました・・・。 

この番組との出会い・・・・・自分がラジオに興味を持ち始めた小学生の頃、夕方になると 例のお囃子に続いて 軽妙な語り口調でのお話しは 世間風刺だったり時代懐古だったり 時として 妖艶な色のある?話題があったり・・・と 子供には少々難しい?(・・・・というより下ネタ系の話の時だけは おもいっきり笑ってたけど 反面、母に怒られてたっけ・・・)ものではありました。  この番組を長くお聴きの方なら御存知と思いますが 番組内に登場する「宮坂家」の人たちの中に 息子として登場する役名が 自分と同じだった事もあって 凄く親しみを憶えたものでした・・・・。 

当時のTBSでは 夕刻17時30分頃からの放送だったので 学校や塾からの帰宅後に良く聴いていました。 何より番組のテーマ曲でもあるお囃子は あの山本直純さんの作曲・・・・・、いや、本当に頭に残る名曲だと思うのです。 そんな訳で 今でもこの曲を聴くと 「もうすぐ夕飯だ!」とか「 お風呂を沸かさなきゃ!」 とか 反射的に思ってしまいます。

その後・・・先のとおり 放送時間が昼間に移動してからは あまり耳にする事が無くなってしまいましたが 今回のニュースを知って 再び思い出してしまいました・・・・。 小沢昭一さんも 83歳ということで・・・・・是非とも再帰して頂きたい!と 一ファンとして願うのです・・・・・・。

そして・・・・もうひとつのほうは 三味線漫談家の玉川スミさんが亡くなってしまいました。 もとは女性浪曲師・・・、テレビにおいても 寄席の笑いを実感させてくれた大御所でした。 最近ではテレビ・ラジオとも 寄席番組が激減してしまい、それこそ年末年始の演芸特番さえも無くなる始末・・・・。 故に 名前は憶えていても 中々芸に触れる事が出来なくなってしまったのは 誠に残念な時代になってしまいましたよ・・・・。 つい先日までお元気だったように思えていましたが なんと急な事か・・・・・・・享年92歳 謹んで御冥福をお祈りします。

演芸好きな自分にとって 芸人本人が亡くなっていくのは 本当に淋しさを禁じ得ません。 と同時に、テレビ・ラジオでの扱いも今では皆無といっても等しい時節・・・・・、何故に今日でも舞台上で芸を磨いている方々の事を取り上げないのだろう・・・・? 今の若手よりも 余程中身の濃い事をやっている・・・・・。 今の時代に そんな芸風がうける、うけない では片付けられないものだと思うのです。 そして やっぱり 今一度 自分の眼で 芸事を観て、楽しんでおきたい・・・そう思いましたよ。 

近々 寄席に足を運んでみようかな・・・・・?