日曜日・・・・ 今日は朝から両親を連れてドライブに出掛けてきました。 3連休の中日ということで 高速道路も相当混雑しているだろう・・・・・と、そんな事は承知の上でしたが 今回は敢えて高速道路を使わず 全行程一般道のみの行程を組んでみました・・・・。 まあ、たとえ渋滞に巻き込まれたとしても 明日も休日ということで 気楽に出掛けてみる事にしたのです・・・。
自宅を朝7時に出発・・・・・、 まずは入間市へ向かい国道407号線に入った後、ただひたすら北上していきます・・・・。早朝出発が功を奏したのかは判りませんが 交通量は非常に少なく、極めて順調なドライブ・・・・、鶴ヶ島~坂戸と経由して 混雑覚悟で臨んだ熊谷市内もスムーズに通過・・・ 、出発から一時間程の道程でした。上越新幹線のガードをくぐって、利根川に掛る橋を渡れば もう群馬県・・・・、 出発時にカーナビに表示されていた到着予定時刻がどんどん早くなっていました・・・(※決して暴走行為をしてきたのではありませんよ! 法定速度をキッチリ守っての安全運転ですから・・・・・!)。
車は太田市内を抜け、群馬県内を走行・・・・、赤城~桐生と通過して、いよいよ渡良瀬川沿いに走っていきました。 桐生からは道路のほうも いよいよ山間区間といった感があり 急カーブ、アップダウンの激しさも増してきました・・・。まあ、自分としては こういったワインディング道路のほうが運転の楽しさが感じられるので苦になりませんし、愛車のストリームも足回りは強靭?なのでコーナリングも中々のモノなのです・・・・。
こうして快調なドライブを続けて まず辿りついたのが 渡良瀬川にある草木ダム。 展望台もある休憩場に車を止めて 暫し小休止、と同時に 草木ダムの風景も眺めました。 9月に入り 水不足の声も聞かれている関東地方ではありますが この草木ダムも例に漏れず・・・、貯水量はかなり少なくなっていました・・・。
これが本日 9月16日現在の状況・・・・・
ダムの岸辺がだいぶ露出していました。 満水時はここまで水がきていた・・・というラインが見られましたが 今の水位はそれよりだいぶ低くなっていて・・・・ 本当、少々深刻な現実を目にする事が出来ました・・・・。 行楽目で来たんだけれど、なにか社会見学になってしまったみたい。
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草木ダムを見学?した後、再び来た道を引き返して 本日の目的地である わたらせ渓谷鉄道の水沼駅に到着しました。当初のカーナビ予想の時刻より50分も早く到着してしまった、というありさまでした。何といっても経路中の渋滞皆無!というのが一番の要因なのでしょうが ちょっと拍子抜けしてしまったような・・・・そんな気もしてしまうから不思議なものです。
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さて・・・・ この「わたらせ渓谷鉄道 水沼駅」・・・、何故に今日の目的地となったのか? というと、 知る人ぞ知る 「温泉のある駅」なのです。 要は日帰り入浴目的に ここを選んだというのが正直なところ・・・。 温泉で両親に喜んで貰うという親孝行?と列車撮影も可能!という自分的には絶好のスポットだったのです。 既に旅番組を中心に結構紹介されているので ご存知の方も多いかもしれませんが ひなびた山村の温泉という感じもあって 中々良い風情・・・・・、温泉も中々良い感じで 自分も結構長湯を楽しんでしまいました。 そして もうひとつの楽しみ?となる列車のほうも こんな感じで楽しめたのです・・・。
正式な名称は「水沼駅温泉センター」・・・・・・
興味のある方は下記のリンクを参照頂ければ幸いです・・・・。
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温泉の開泉時間?は午前11時からということで まずは施設内に入場し、畳み敷きの大広間で小休止することにしたのですが 10分前になって 「入浴可能となりました・・・」との放送が入ったので 早速風呂場へ向かおうか・・・!と思っていた矢先・・・、ホームに列車が入線してくるのに気付き、慌ててカメラを取りに戻って ホームで到着列車を撮影してみました・・・・・。
ちょうどやって来たのは 今年デビューの新型トロッコ列車「トロッコわっしー号」。
「わっしー」というのは この鉄道のイメージキャラクター・・・・・いわゆる「ゆるキャラ」です。
開放式展望車であるWKT-551形・・・・ ここ水沼駅で列車交換のため停車中。
こんな立派な気動車をトロッコと呼ぶのは ちょっと違うのでしょうけど、まあ 一般客にとっては それで良いのかな・・・と思ってしまいます。 新潟トランシス製の第三セクター向けディーゼルカーをモディファイしたものですが いやいや 中々頑張っていると思いますよ・・・・。何より数年前まで(・・・今でもかな?)は 廃線の話題で持ち切りだったこの鉄道の事・・・・、新車導入の甲斐もあってか?連休中ということもあり展望室は結構な乗車率でした・・・・。
そして・・・桐生駅へと向かう上り列車が到着。
こちらは現在の主力車両 「わ89形311号」が先頭・・・・。 わたらせ渓谷鉄道の車両には1両ごとに愛称が付けられています。
上り列車到着後、ポイントが切り替わり トロッコわっしー号が出発していきました。
都心では聴く事の無くなったディーゼルカーの走行音も 中々のものです・・・。
トロッコわっしー号は2両運転・・・、後方に連結されるのは昨年デビューの一般仕様車 WRT-501形。 こちらは悪天候時の退避用として使われるようで 車内に乗客の姿は見られませんでした・・・。
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まずはこれを撮影してから浴場に向かって 温泉を堪能・・・、長湯してすっかりのぼせ気味?の感じで休憩室まで戻ってきたら 今度は次の列車がやって来るので またまたカメラ持参でホームに向かいます・・・。何といっても 温泉の休憩室と駅のホームが直結しているので 施設のサンダルを拝借してホームに出られるのです・・・・。
※ もともと この水沼駅は無人駅なのです・・・・。切符の販売は温泉施設の受付で代行しているようですが 施設と列車ホームとの間には改札なんていうものは無く、湯冷ましで外に出る人のためにサンダルまで用意されているぐらい・・・・。
湯上りの汗を拭いながら一服していると汽笛を鳴らしてやって来ました・・・・。
今度の列車は私鉄では珍しい機関車牽引のトロッコ列車・・・・。
国鉄色のまま活躍するDE10・・・・、いや~、なかなかのモノです。 やはり客車列車はこうでなきゃ!という存在感も感じられて嬉しくなってしまいました。
それにしても・・・・カメラを構えている自分のほうは まさに湯上り・・・、塗れたままの洗い髪に首にはタオルを巻いたまま・・・・・、しかも 温泉施設のサンダルを履いている姿でしたから 乗客からは???と思われた事でしょう。 一応、トロッコ車両のほうでは「ここは温泉施設隣接の駅です・・・・」のような事を放送アナウンスしていましたけれど・・・・。
DE10・・・・、そして客車のほうも間近で見ると だいぶ塗装が痛んできているようです・・・・。防錆管理士有資格者の私としては ちょっと心配なところです・・・・・。
塗膜の白化が進んでいるようで こうしてみると 何処かの鉄道公園で 長期雨ざらしとなっている保存車両を見ているよう・・・・。 ただ、エンジンの調子はすこぶる良好なようです。
と・・・、車両を細かに観察したいところでしたが さすがにこちらも気が引けてしまい撮影早々に施設内に引き上げました・・・。 それにしてもひと風呂浴びてからの撮影ってのは 当駅特有・・・・まさに鉄道ファン至極のひとときを味わえたような気分でした。
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その後、施設内で昼食をとり、両親も満足させた?ところで 早めに帰路につく事にしました。昼過ぎからポツポツと雨が落ちて来るようになり、 ほかに寄る所も無さそうなので 再び来た道を戻る事にしました・・・・。 帰りの行程も極めて順調そのもので渋滞に遭う事もありません・・・。 途中、熊谷近隣の道の駅(道の駅「めぬま」)で小休止し、隣接のJA直売所で定番のごとく新鮮な野菜類を購入して帰ってきました・・・。 結局、自宅に近づくとともに 少々の渋滞に遭ったものの 16時半には家に到着してしまった次第。
全行程220キロ、全て一般道利用のドライブでしたが 思いのほかスムーズな行程に驚いてしまいます・・・。 実際、関越高速を経由した場合でも 恐らく帰路は何らかの渋滞に巻き込まれていただろうし、結果的に一般道を経路とした今回のドライブは大成功!といって良いでしょう・・・・。 わたらせ渓谷は紅葉シーズンともなれば さらに多くの人が押し寄せるのでしょうが、今回の訪問はシーズン前とはいえ 車窓には すでに秋の景色が広がっていたのも良かったのかもしれません。 正直・・・、少々疲れはしたけど 色々と楽しめましたからね!