むさでん業務日誌帳(改)

むら@車掌の徒然模型日記・・・・(ちょっとだけ愚痴もあるよ!)

少しだけ 救われたような・・・。

2008-10-26 21:05:50 | 工場長の独り言

先週末の書き込み通り 気分は相変わらずの愚痴モード・・・・

何もかも 手に付きそうにありません・・・。

こんな調子では 今後、本業?の趣味活動にも多大な影響がありそうです。

そんな中 金曜日、会社の飲み会に顔を出してきました。

というのも 24日の金曜日・・・会社の創立記念パーティーがある!ということで 「業務の一環」として参加しなければならない事になっていました。

当然ながら こんな気持ちでは パーティー参加など考えたくもない状況でしたが 仕事の一部ということで 渋々参加する事になりました。

パーティー自体は「永年勤続者表彰」等、一応の形式じみた儀式?が終われば 後はビールと乾きモノの立食パーティー・・・・何だかんだで愛想よく談笑しながら正味2時間程度で終了しました。

今日はそのまま帰ろうかな?と思っていた矢先、案の定、若手社員主催?の2次会を急遽立案・・・・自分はこんな調子だったので そのまま家路につこうかな・・・!と思っていましたが、まあ、色々な話を聞いてみれば 少しは憂さも晴れるのか?という事で 参加する事にしました。

2次会のほうは 上役連中が不在な事もあって いつものように盛り上がりました。

そんな中、現在同じ開発業務を担当している先輩社員と2人で話す機会があって、色々な話をしました。

先輩・同僚たちとは 普段、酒の席ではあまり仕事の話などはしたくないのですが、私自身、「話題の引き出し」が少ないこともあって、結局最後は仕事の話へ・・・と流れてしまいました。

そんな中、先輩社員が言ってくれた一言に 非常に救われた気持ちになりました。

「君が頑張っているから 〇〇は売れてるんだよね・・・周りから見てても 良~くわかるよ・・・!」って。

こんな言葉・・・上司から言われたとしても 全然嬉しくはないのです・・・だってそれが「自分の業務」なのだから。

でも 今回、先輩から何気なく言われた この言葉には 少しグッと来るものがありました。

我々中小企業で働いている人間・・・特に技術者の場合には、お互いに抱えているテーマの事だけで手一杯となってしまうのは お互いに十分理解しています。 そんな中で 自分の仕事を見てくれているんだな・・・! という事実が 非常に心に沁みました。

本当に何気ない言葉だったのです・・・・

でも 今の自分には十分でした。 それに その先輩曰く、「開発業務なんていうのは うちの会社ぐらいの規模だったら、開発当事者が一番働いていなくてどうする? 周りが何と言おうと モノが売れていく、という事実こそ 開発当事者として 他には変えられない喜びであるし、技術者として自負するべきだと思うよ・・・! ただし、良い事ばかりではないけど・・・・ 顧客クレーム等、自分に降りかかってくるものは想像出来ないボリュームで還って来る事もあるけど そんな時こそ 自分が頑張れば良いんだから・・・・一番製品を知っているのは自分なんだからさ・・・。 でも本当の技術者っていうのは そんな事態に飲み込まれても 結局何とか出来るんだよ・・・最後の喜びは 他の何にも代えられない・・・! そうでしょ?・・・」

今の自分にとっては まさに これ以上ない言葉でした。 自分自身、今の仕事には自負があるし、規模は小さくとも 会社という組織社会の中では そんな事もあるのでしょう・・・。第一、今の自分を評価してくれている人たちと言えば、自分の所轄部門以外の人達ばかりですから・・・・・何れも現場の最前線で活躍されている方々ばかり。 自分としては このあたりが一番嬉しく感じるところでもありました。

そして 仕事をしていて一番嬉しく思う事・・・それは やっぱり 最前線で活躍されている方々のお手伝いが出来る事・・・さらには ユーザーの満足そうな顔を見る事が出来る事・・・・今まではそれだけで十分に頑張れたのだから。

それに自分自身の経験として・・・これからの技術者は もっと多様な業務に対応できなければならない!ということ。 大手企業であったなら 必要人員は適材適所・・・それに「代わりはいくらでも居るんだぜ!」といった具合で、何をするにも プロセスの一部しか経験出来ないような・・・・何か血の通わないような仕事はしたくない。

中小の組織においては それこそ「組織図」なんてものを表に出すのがナンセンス・・・・。確かに組織が機能しているうちは そのままで良いのだけれど 他人任せにしておくには歯がゆすぎる! というところも感じなくては・・・。

「オールラウンド」タイプの人材を目指すことが これからの技術者の在り方なんではなかろうかな?と。

何でも「中途半端に出来る」のでは無く、何でも「専門的に」理解出来るような技術者になりたいもの・・・・・。

結果のみを欲しがる 現在の上層部には理解出来ない事かもしれませんが、自分自身、これからの時代の担い手として、組織の事を良く考えた上での行動だ! という事を 果たして理解しているのだろうか・・・? と。

旧態然とした組織体制に反抗する事も 組織の活性化のためには必要な事なのかもしれません。

だから 今、自らが「仕事のやり方」という点で 反抗を企てている訳で・・・・。

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そんな先輩との 何気ない会話に感動している最中の事・・・・珍しく自分の携帯が鳴りました・・・。

「こんな時間に・・・ましてや 彼女も居ないし 飲み屋の訳もないのに・・・・一体誰だろう?」

着信履歴を見てみると いつも大変・・・大変にお世話になっている 名古屋営業所の所長さんからでした。

自分自身・・・大先輩から電話を貰えるなんて 思いもよらぬ事・・・・。

これは まずい! と思い、酒席の隅の静かなところで 所長さん宛に電話をしました。

なんでも 先日のこのブログを見てくれて 自分の事を 大層心配されていた様子・・・。

かねてから 自分の近況を・・・という事で 所長さんもこのブログをご覧になっている事は存じておりましたが、ここ数日間の内容を察し、電話を頂いた次第・・・・。 まあ、自分自身としても 組織に馴染めない性格からか、このブログを通じて 「心の叫び?」をメッセージとして届けていたのも事実ではありますが・・・・。

名古屋の所長さんも・・・言わば 最前線で活躍されている方々の一員ですし、自分の心象を一番理解して頂けている いわば盟友ともいえる先輩なのです。

正直、電話を頂けたことが 非常に嬉しく思いました。

何より 「喝」を入れて貰ったような気がしました・・・・本当に有難うございました。

今の自分にとって・・・・「仕事のやりがい」になっているのは 「組織上のポジション」などではありません。

出世意欲などありませんし、無能な上役にゴマを摺ってまで 自分を守ろうとまでは思いません。

今の仕事は 恐らく私以外には出来ない!という自負もあるし、代わりとなるような有望株の育成には 今しばらく時間を要するでしょう・・・。

そう考えると、今の自分には やらなければならない仕事は いまだ山積しているのです。

仕事に関していえば 自分の場合・・・「目的」はハッキリしています。

「目的」さえ明確であれさえすれば 色々な手段が取れるのです。 

手段・・・要は「やり方」さえ確立出来れば 自分自身、また一歩前に進めるような気がします。

現在の自分の葛藤は 大きな壁を乗り越えるための試練なのかもしれない・・・・

しかし・・・この壁を乗り越えられさえすれば、良い意味での「自由」を手に入れられるのかもしれません。

仕事上の悩みは尽きないけれども・・・悩んでこそ人間な訳で・・・・・・・

でも良かった・・・・!

自分の周りには少なからずとも 自分の良き理解者が居てくれる・・・・。

そう思うと、まだ少しだけ頑張れるような気がします・・・。

前途多難な道のりだけれども・・・・・。