つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

シリーズもの第3弾

2005-02-05 20:25:27 | ホラー
さて、ふつうの茶漬けのほうがいいかもな第67回は、

タイトル:悪霊がいっぱいで眠れない
著者:小野不由美
出版社:講談社X文庫ティーンズハート

であります。

全部で7作8巻の第3巻目で、湯浅高校で次々と起きる怪現象を解決すると言うもの。

メンバーは……相変わらずのメンバー。
主人公の麻衣、渋谷サイキックリサーチの所長ナル、助手のリンさん、ぼーさん、巫女の綾子、霊媒の真砂子、神父のジョン。

今回のキーは、超能力。
テレビを見ていた生徒のひとりが真似をしてスプーンを本当に曲げてしまった。
それで本当だの嘘だの意見が対立。

このカサイ・パニックという出来事が元となって起きた事件が、次々と起きる怪現象の発端。

話そのものは読んでもらうとして、今回の怪現象の原因は「呪詛」

「魘魅」と呼ばれる、いわゆる藁人形を使って対象を呪い殺す呪術。

ホラーだけど、しっかりと人間を書いているところはさすが。
どの巻もそうだけど、怖さとか謎解きを重視しすぎて人間を蔑ろにするホラーやミステリーが多いけど、やはりそれじゃぁ、「あー、怖かった」で終わりだろ。

2回目を読みたいとは思わないね、そういうのだと。


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